荒川弘さんの漫画『銀の匙 Silver Spoon』が11月6日発売の『週刊少年サンデー』49号から連載再開。併せて残り4話で完結すると発表され、ファンからは再開を喜ぶ声や完結を寂しがる声が寄せられています。
『銀の匙』は大蝦夷農業高校が舞台の作品。農家出身ではない主人公・八軒勇吾が、農業の厳しい現実と向き合いながら自分の生き方について考え、学んでいく物語です。北海道の農業高校を卒業した荒川さんの実体験も盛り込まれているのが同作の特徴で、2013年にはテレビアニメが放送され、2014年には実写映画化されました。
同作は「このたび家族が体調をくずしてしまいまして、そちらの療養をサポートするため執筆ペースを調整することにしました」という荒川さんの理由により2014年の36・37合併号から不定期連載となっていました。今回は約1年5カ月ぶりの掲載となります。
少年サンデー公式サイトでは、荒川さんのコメントと、前号である『週刊少年サンデー』48号を荒川さん自身が読んだ時の状況を描いた漫画が掲載。「教えてもらってたけど、原稿自体はかなり前に描きあげてあずけてあったので忘れてた」とのことで、49号での連載再開を思い出し、かなり驚いたことを明かしています。
完結の発表を受けて「銀の匙」がトレンド入り。ファンからは「寂しいけど完結させて下さる荒川先生とサンデー編集部に感謝」「この漫画の世界が凄く好きだった。荒川先生は他作品とか家庭の事情で大変だったと思います。ありがとうございました」と寂しさ交じりの感謝の声が寄せられています。
テレビアニメで八軒勇吾役を務めた声優の木村良平さんもTwitterで反応。「おお……『銀の匙』ついに完結へ……!!! トレンド入りも、注目度が感じられて嬉しいですね!」とコメントしています。
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