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俳優の松田龍平さんが11月5日、父親で1989年11月6日に亡くなった俳優の松田優作さんへの思いをInstagramで明かしました。
「不在証明という朗読劇をやるんです」と「松田優作生誕70周年記念プロジェクト」の一つとして11月21日と22日に東京・赤坂の草月ホールで開催される朗読劇「不在証明/松田優作30年の曳航」に出演することを報告した龍平さん。朗読劇は、優作さんのインタビューや歌詞、劇中のせりふといったコメントを改変せずつなげたものを龍平さんやとよた真帆さんらが朗読する内容となっており、劇中の演奏は、ロックバンド「ナンバーガール」の向井秀徳さんが務めます。
優作さんが没後30年を迎えたことを受け、「僕も同じ役者の道をけっこう歩いてきたわけで、今思えば親父を意識しなかったことはなかったなあと」と1999年の映画「御法度」でデビューしてからの役者人生を振り返った龍平さん。「同じ役者の道だとしても親父とは違う道を歩くしかないと思っていましたが」と1人の役者として己の道を進んできたようですが、「これが、面白いことに自分と繋がってるような気持ちになる言葉が多くて、まいったなあと思いながらけいこをやらせてもらいました」とけいこを通して、父親と重なる部分があったことを明かしています。
父親への思いを吐露した龍平さんに、ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎さんはコメント欄で「すてき」と反応。他に、「親父とは違う道を歩くと思っていたのに、いまの自分と繋がっていた……なんとも感慨深いです」「読んでてもう涙が出ます」といった声が寄せられるなど、胸を打たれた人がいたようです。
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