システム開発などを手掛けるロックシステムが「システムエンジニアのイメージに関する調査」を実施、11月27日にその結果を発表しました。10代ではシステムエンジニア(以下SE)になりたいという人が多い一方で、「専門性を身につけるのが大変」「残業が多く激務」といったマイナスイメージも浮かびあがってきています。
調査の対象になったのは全国の男女1000人。「IT業界は人手不足と言われる時代にSEになりたいですか?」という質問では、「なりたくない」と答えた人は85.2%で、「なりたい」と答えた人は14.8%にとどまっています。
「SEになりたくない理由」としては、「長時間労働」「ブラック」といった「仕事が大変そう」というイメージと、「知識が乏しくてエンジニアの域までは遠すぎる」「理系じゃないし仕事が過酷な感じがする」といった「専門性が高く難しそう」というイメージが挙げられていました。
また「以前SEとして働いていた時、拘束時間が長かった。昔なので女性は時間が決まっていていたので解放されたが、男性は徹夜が普通。やりがいはあるが、労働環境が改善されているとは思えない」という意見もあり、働き方改革が進んでいる中でも、以前の長時間労働のイメージが残っていることがマイナスに作用していることも考えられます。
逆に「SEになりたい理由」としては、「収入が良いから」「食いっぱぐれがないから」といった高収入のイメージや、「仕事に困らなそう」「食いっぱぐれがないから」といった手に職を付けられるというイメージなどが挙げられているほか、「かっこいい」といった意見も見られました。
人材不足が叫ばれるSEですが、労働環境の改善で「激務」といったイメージがなくなれば、志す人の心のハードルも下がりそうです。
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かなり便利になりそう。