コラム
「子どもには母親が一番」「俺が子育てしても懐かない」は“いろいろな意味でウソ”なんじゃないか、というお話(2/2 ページ)
母親になって感じた“母性神話”の微妙なところ。
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いつもは「パパがいい」といううちの子も、夫が出張などでしばらく家をあけて帰ってくると、すっかり「ママがいい」モードになっています。
男女共同参画白書(令和元年版)によると6歳未満の子を持つ男性の家事・育児関連時間は1日あたり83分となっており、先進国中もっとも低い水準。また、共働き世帯では、約7割の男性が育児を行っていないというデータが掲載されています。
「やっぱり母親には敵わない」という言説は、「育児において母親が特別な存在だから」ではなく「育児を行わない父親が多いから」生まれたものなのかもしれません。
世の父親は「自分は妻よりも育児をしていないから子どもが懐かない」という事実を認めたくないために、「母親には敵わない」という言葉を使っているのではないか、とい感じてしまうところもあります。
そんなぼんやりした言葉でごまかさず、はっきり認めろよ、「俺が子育てしてないから子どもが懐かない」って!
夫が育児に積極的で「パパじゃなきゃダメ」といわれる、うちみたいな家庭もあるんだから!(ドヤ顔でいうことでもない)
……とまあ、言いたいことを言いましたが、実際は「ママがいい」と手のひら返ししてくることも多かったり。親としては一喜一憂してしまうこの言葉、結局はその時々の子どもの気まぐれだったり、親をからかいたい気持ちの現れだったりするのかもしれません。
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「こういう記憶って大人になっても忘れられないんだな」。