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「施設に入れる金を出せ」「死んだら喪主をしろ」死んだ夫の母や姉たちと縁を切れるのか? 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

姻族関係終了届、効果ある?

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 「姻族関係終了届を出そうかなって思うぐらいに、腹に据えかねたんですが……」

 配偶者と離婚した場合は、その親族たちとの姻族関係も当然切れるわけだが、死別だと姻族関係が継続してしまう。配偶者の死後、姻族関係を断ちきるための届け出が「姻族関係終了届」。俗に「死後離婚」とも呼ばれる。

 最近は同様のトラブルも多くなっており、姻族関係終了届を出す人が増えているようだが、法律的に強い拘束力があるわけではないので過剰な期待はしない方がいいという。

 「婚家との関係を断ちたい、きっぱりけじめを付けたいっていう方は多いようです。ただ、これ出したからと言ってね、義理の姑の口が閉じるってわけじゃないですから」「事実上、みなさんがワーワー言ってくることを止めることはできないですよ」

 放送を聞いていると相談者の肩を持ちたくなってくるが、自分が義姉たちの立場に立たされたとしたら、同じ事をしないとは言い切れない難しい問題だ。

 夫の収入に頼っていたり、年金生活だったりして金銭的に自由にならない中、実家に住んでいる長男の嫁がいたら……。いろいろと押しつけたくなる気持ちも分からなくはない。

 若者世代が貧困化していく中、高齢化がガンガン進んで行っている日本。似たようなトラブルが増えていきそうで本当に気が重い。

北村ヂン

文章からイラスト、漫画、映像まで、あの手この手でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうハイパーメディアライター

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