日産自動車のフラッグシップスポーツカー「GT-R」の最上位グレード「GT-R NISMO」を撮影するために作られた、カメラなどを山盛り装備した最強の撮影車両「GT-R カメラカー」が公開されました。
GT-R NISMO(関連記事)は、GT-Rにさらなるチューニングを施したハイパフォーマンスモデル。3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン「VR38DETT」を搭載しているほか、カーボン素材を活用した軽量化や世界トップクラスの制動システムなど、レースで培われた技術を投入した、まさに「最強のGT-R」と呼ぶにふさわしい特別なクルマです。
そんなハイパワーなGT-R NISMOだけに、走行風景を撮影するには撮影車両にも高い性能が求められます。
撮影を手がけたマウロ・カロさんは、GT-Rの高い走行性能と、撮影スタッフ全員が座れるだけのシートを装備している点に注目。「GT-Rに並び立つ者、それもまたGT-R」と言わんばかりに、GT-Rを撮影車両に改造することを決めました。
今回、日産自動車が公開した「GT-R カメラカー」には、撮影のための多くの機材が搭載されています。前方と後方に設置されたカメラマウントが目を引きますね。
アーム付きカメラを装備することで、自由にカメラを動かし撮影できるようになっており、さらに周囲を360度撮影できる「Go Pro」も装備。車体は光を反射して、撮影の邪魔にならないようマットブラックで塗装されています。
GT-R カメラカーを使用した撮影は、サーキットで行われました。撮影はGT-R NISMOに減速を指示する必要がなく、相手のスピードに合わせて撮影できたそうです。その撮影時の様子は日産のYouTubeチャンネルに投稿されています。
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