陶器でできた青いタラバガニに「これはリアル」「技術すごすぎる」と2つの意味で驚く声が上がっています。陶器製で可動するだと……!?
片手で持てるくらいのサイズ感で再現されたタラバガニ。全身にある短い突起や、裏側(腹部)から見る脚の曲がり方など、生々しさを感じるほどのクオリティーで作られています。さらに、脚を広げる(!)ことが可能で、見た目も一気にビックサイズに。関節がしっかり機能しているのがわかりますが、陶器でこんな表現ができるとは……見れば見るほどすごい!
作者は、陶芸家として活動している岡村悠紀/おかむ(@0kam)さん。今回の作品は、2019年9月に開催された陶芸フィギュアの展覧会「いきもの狂騒曲」にて、「自在タラバガニ」として注目を集めた作品の色違いバージョンです。ラベンダー色、白色、そして青色の“タラバガニ三兄弟”のうちの一つとして公開されました。
Twitterでは脚が可動する様子を動画でも公開。手のひらの上で細かく動く姿は、より生き物としての躍動感にあふれていて、単なるギミックではない表現の追求の結果だとわかります。コメントでも寄せられているように、まさに陶器の「自在置物」といった感じがかっこいい。ちなみに青いタラバガニには「モンハンで見たことある(ショウグンギザミ)」や「攻殻機動隊のタチコマに見えた」といった声も上がりました。
その完成度から陶器だとは信じられないくらいですが、粘土から成形する制作過程も公開しており、焼いて仕上げる前の真っ白な状態のタラバガニも見られます。
岡村さんは他にも、さまざまなビジュアルの金魚など、生き物をモチーフとした陶芸作品を制作。作品が気になる人や、今後の展示情報をチェックしたい人は、岡村さんのTwitterをフォローしましょう。
画像提供:おかむ/岡村悠紀(@0kam)さん
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