自然に溶け込む格好をした高齢者を被写体にした写真集「Eyes as Big as Plates Vol 2」が、クラウドファンディングサイト「KICKSTARTER」で支援を募っています。
「Eyes as Big as Plates」は15カ国の100人以上の高齢者が、岩や葉っぱ、海草をまとったような姿で自然と一体化する様子を写しています。もともとは北欧の民間伝承のキャラクターを演じるものでしたが、人と自然が溶け合うスタイルとなりました。幻想的な雰囲気が魅力の写真集です。
プロジェクトを進めるのは、フィンランドとノルウェー出身アーティストのリッタ・イコネン氏とカロライン・ヨース氏。前作「Eyes as Big as Plates Vol 1」(完売)は、写真イベント「パリフォト」の「Best first photobook in the world」にノミネートされています。
「Eyes as Big as Plates Vol 2」では、過去4年間に撮影してきた60点の新作を収録。撮影場所は、韓国、タスマニア(オーストラリア)、アウター・ヘブリディーズ(スコットランド)、セネガル、アイスランド、グリーンランド(デンマーク)、ノルウェーとなっています。撮影に参加した人々は漁師やサーファー、動物学者、レスリングのコーチなど多岐にわたります。
高齢者を被写体にする理由について、制作者は「主に、人生経験と気迫にあふれているだけでなく、新しい体験に対する非常にすぐれた好奇心を持っていること」と明かしています。プロジェクト紹介ページで公開された写真からはたしかにその力強さが伝わってきます。
人間と自然が調和する姿を切り取った写真だけでなく、撮影中の風景も公開中。なお支援は10ドル(約1040円)からでき、日本を含む世界各国で受け取ることができます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- おじいちゃんチャック開いてますよ? 長野県の地方フリーペーパー「鶴と亀」がファンキーだった
長野のおじいちゃんおばあちゃんをファッションモデル風に紹介。 - 「車と並走するおばあさん」「ごみで捨てられるおばあさん」 89歳の自撮り写真家・西本喜美子さんの展覧会開催
遅咲きの天才写真家おばあちゃん。 - このおばあちゃんには勝てない 宮崎県のサバイバルゲーム場オーナー「サチエさん」のTwitterが人気を集める
勝てる気がしないオーラと笑顔。 - 84歳で人気インスタグラマーに……! 秋田の祖父にハイブランドを着せて撮った写真が想像を超えるエモかっこよさ
歩んできた人生を感じるおじいさまのオーラに惚れる。 - 97歳のおじいさんが作ったアクセサリーにステキな歴史あり 物資不足の終戦直後、女性のために手作りしていた
お金も物もない時代に、独学で作って周囲の女性にプレゼント。