フィールドワークスと映像メディア総合研究所が「映像メディアユーザー実態調査2020」を発表し、“定額見放題サービス(サブスク)”の利用率が“都度課金型サービス(レンタル)”を初めて上回ったことが分かりました。また、動画サービスの利用率ではプライム特典のAmazonプライム・ビデオが他を圧倒しています。
全国5022人を対象にインターネットアンケート調査を実施。映像メディアごとの利用率を調査した結果、Amazonプライム・ビデオ、Netflix、Huluのような「SVOD(サブスクリプション・ビデオ・オン・デマンド:定額制動画配信)」が前年より4ポイントほど増加。「有料テレビ放送」と合わせた定額見放題サービス、いわゆるサブスクの利用率は29.3%に上昇しました。
一方、Amazonプライム会員特典以外のレンタル視聴、iTunes、google playのような「TVOD(トランザクショナル・ビデオ・オン・デマンド:都度課金制動画配信)」と「DVD・Blu-ray レンタル」を合わせたレンタルサービスの利用率は27.6%でした。サブスクがレンタルを上回ったのは、9回目となる今回の調査が初めてです。
また、利用している有料動画配信サービスでは、「Amazonプライム・ビデオ」が51.6%と他を圧倒。2位の「Netflix」の14.1%を大きく引き離しています。
調査概要
■レポート名:映像メディアユーザー実態調査2020
■調査目的:映像視聴メディア・サービス利用者の利用実態の把握
■調査対象メディア・サービス:映画興行 無料テレビ放送、有料テレビ放送 DVD・ブルーレイのレンタル DVD・ブルーレイの購入、無料動画サービス、定額型動画配信(SVOD)、レンタル型動画配信(TVOD)、デジタルデータでの動画販売(デジタルセル)
■調査期間:2019年11月22日〜11月27日
■調査対象者:13〜69歳男女
■調査エリア:全国
■調査方法:インターネットアンケート調査
■集計サンプル数:5022人
■調査企画:株式会社フィールドワークス/映像メディア総合研究所合同会社
(高橋ホイコ)
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