「急性の関西人」ってなんやねん! “関西あるある”動画「ある日突然関西人になってしまった男の物語」がシュール
少しずつ関西人化していく男の物語を、全12話のショートムービーで。
ある朝目覚めると、関西人になっていた――。近年恒例となっている関西電気保安協会のPR動画が、2020年はシュールに始まりました。カフカの『変身』かな?(カフカはそんな話書かない)
「ある日突然関西人になってしまった男の物語」と題された、全12話構成のショートムービー。東京から関西へ転勤したら急にコッテコテの関西人になってしまった男、西尾学(にしおまなぶ)がくり広げる関西あるあるを通じて“西を学”べます。分かりやすい。
謎の異変により、ちょっとした違和感にも思わず「なんでやねん」とナチュラルにツッコむようになった西尾は、第2話で医者にみてもらうことに。「ホテル(といえば?)」と聞いてくるトリッキーな検査に、「ニューあ〜わ〜じ〜」(※)と節を回して答えてしまいます。選択肢には「ニューおかべ」や「ニューしおばら」もあろうに、そのCMソングを歌うとは本当に生粋の関西人だな。
さらに「とんかつとんかつ」とフられれば「け〜わいけ〜(KYK※)」、「お仏壇の」には「はまや〜」と、関西特有のCMソングで答えてしまう西尾。医者からは「急性の関西人やね」と診断されてしまいます。「急性の関西人」ってなんだよ! そして病気みたいに言うなよ!!
そもそも、なぜこんなことになってしまったのか? 答えは第0話にて、街頭で配布されていた謎のCDにありました。吹き込まれていたのは関西電気保安協会のCMで有名な「かんさい〜でんきほ〜あんきょ〜かい」のフレーズ。西尾はうっかり夜通し再生したせいで、すっかり関西イズムをすり込まれていたようです。そんなばかなと言いたいところだけれど、ほんのり説得力があって困る。
その後もアイスコーヒーを「冷(レイ)コー」と注文したり、「お電話です」とバナナを渡され「もしも〜し……いやこれバナナやん」とノリツッコミしたり、西尾の関西人化は着々と進んでいる様子。おかげで、そのノリについていけなくなった恋人(非関西人)に別れを告げられてしまいます。
悲しみに暮れるなか、バーのマスターに奢られたのは、阪神梅田駅のジュースバーなどでおなじみのミックスジュース。町を歩けば、通りすがりのおばちゃん達がことあるごとにアメ玉をくれるなど、関西流でなぐさめられます。
やがて立ち直った西尾は、関西人としての自分を受け入れた様子。第6話では「この道ブワーっと行ってドンツキ(突き当たり)ガッ曲がったとこに」などと、関西流のアバウトな道案内をマスターしています。会社では女性新人とペアを組んでいて、新たな恋の予感も……? 7話以降は順次公開されるので、今後の展開をお楽しみに。
ちなみに、ちょくちょく出てくるクセの強い演者の多くは、実は関西電気保安協会の職員。彼らがふだんどんな仕事に取り組んでいるのかは、同協会ホームページの特設サイトで分かるのでぜひご覧ください。案外偉い人が多くてびっくり。
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提供:一般財団法人関西電気保安協会
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2020年3月22日