ゲームセンター「キラキラAsobox(アソボックス)」や、アニメ雑貨販売店「Anibox(アニボックス)」を全国で展開していたエターナルアミューズメントが、3月18日付で「廃業のお知らせ」を掲示、3月下旬に自己破産申請をする意向を帝国データバンクが報じています。同社は、2019年末には取引先への支払い遅延が発生するなど業績が悪化しており、そこに訪れた新型コロナウイルスの流行により、売上高が大きく減少。東京都内の企業で初の新型コロナウイルス関連倒産となりました。
帝国データバンクによると、エターナルアミューズメントは2007年6月に設立。アミューズメント施設を全国に約100店舗出店するほか、アミューズメント機器のレンタルや卸、アミューズメントコーナーの運営、景品卸の事業を展開していました。
TwitterなどのSNSでは、3月上旬から新型コロナウイルスの感染防止のために臨時休業している一部店舗の様子をユーザーが投稿していましたが、今回の廃業により各店舗はそのまま閉店へ。Twitterでは、最寄りの店舗が無くなることを悲しむ声が多く見られています。
エターナルアミューズメントは、2019年10月の消費増税の影響で店舗の売り上げが減少。昨年末からは、取引先への支払い遅延が頻発していたと言います。 そうしたなか、今年に入り新型コロナウイルスの流行で店舗の来店者数と売上高が大幅にダウン。資金繰りのめどが立たず事業継続を断念した形です。負債は2019年5月期末時点で約68億6100万円。
帝国データバンクは、3月23日時点で、新型コロナウイルスの関連倒産はエターナルアミューズメントを含め12件になったと発表しています。
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