新型コロナウィルスにより、スポーツ・エンターテインメントイベントが中止や延期、規模縮小を迫られるなか、カップルの晴れ舞台にも影響が及んでいます。
結婚準備情報を提供する「ウェディングニュース(アプリ版)」が、今年の3月〜12月に結婚式を予定している花嫁とその両親を対象に調査をしたところ、「延期」が3割、「予定通り実施予定」が4割、「まだ迷っている」が約3割と、意見が大きく分かれる結果になりました。
延期、実施予定、迷い中……それぞれの理由
調査は3月7日〜3月10日に行われ、「ウェディングニュース」の読者の378人がアンケートに回答しました。3月に結婚式を予定している人に限っては、「延期」は約51%、「実施」が46%と、やや延期を決めた人の割合が上回ります。
延期を決めた人が重視したのは「ゲストの健康」。「遠方からくるゲストや高齢者、子連れのゲストが多かったため」「ゲストの健康を第一に考えた」と、公共交通機関を使い遠方から来ることもあるゲストを心配した回答や、「高齢者や小さなお子さん、妊婦さんから欠席の連絡がきたため」という声もありました。
延期先に選ばれた時期は、7月や9月が多くなっています。延期にはなったけれど、いつ結婚式をするのか決められない人もいるようです。
一方、「予定通り実施」しようと決めた理由で最も多かったのが「キャンセル料」。「膨大なキャンセル料がかかるため」という声が上がっています。「ウェディングニュース」は、延期の場合でも当日に近づくほど結婚式場のキャンセル料は高くなり、1ヵ月前だと申し込み金や招待状などのアイテム料金が全額かかることが背景にあるのではと推測しています。
そして、約3割の人が「まだ迷っている」については、「もし延期したとしてもいつ実施できるかわからない」「実施して感染者が出てしまったときの対応」など、新型コロナウィルスの終息の見通しが立たないことによる不安のほか、「延期を決めるタイミングで金額が変わってくるキャンセル料」といった「予定通り実施」と同様、キャンセル料が理由となっているようです。
実際に延期してみた人は
実際にキャンセル料を払ったと回答した人によると、18万円、20万円、50万円、75万円、100万円と金額はまちまち。結婚式場やタイミングによるのでしょう。
しかし、「2020年以内なら対応可能」などの条件つきで、7割の式場がキャンセルについての特別処置をしてくれたという結果に。キャンセル料はかからず、支払いは招待状など手配済みのものだけだったという人もいたそうです。
さらに、新型コロナウィルスに関しては、「無料での延期」を受け付けている式場も少なくないようです。「ウェディングニュース」ではアンケートでキャンセル料がかからなかったと回答されている全国の式場を公開。これから結婚式場を選ぶ方は、キャンセルについての対応も確認したほうが安心ですね。
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