200歳魔女が人の子を拾い16年 見た目年齢が圧倒的に逆転したでこぼこ魔女親子漫画に癒やしと笑い、そしてちょっと影(1/2 ページ)
立派に成長しましたね……いろいろと……。
WebコミックサイトのCOMICメテオでピロヤさんが連載中の『でこぼこ魔女の親子事情』が、癒やしと笑いにあふれた素晴らしい作品となっています。血のつながりのない魔女と人の親子の、にぎやかな日常が描かれます。しかし、チラホラと影を感じる演出も……?
ある日、捨てられていた人間の女の子を拾った、森に住む魔女アリッサ(当時207歳)。女の子はビオラと名付けられ、大事に育てられました。月日流れ16歳になったビオラは、それはそれは立派に成長したのでした。いろんな意味で。
一方223歳になったアリッサは、いまだ子どものような姿のまま。血のつながりのない親子は、見た目が完全に逆転してしまったのでした。にもかかわらずビオラは大変なマザコンなため、まさにでこぼこ魔女親子。見た目子どもに泣きつく16歳……。
ビオラのマザコンぶりはすさまじく、男がアリッサに近付く気配を見せたら「お尻からピーナツが止まらなくなる呪いをかけておこう」と物騒なことを考えたり、背後で毒草を燃やし始めたりとなかなかの殺傷力を見せつけます。そしてアリッサに怒られるビオラ。
一方アリッサも、かなりの親ばかっぷり。叱るときは叱るものの、基本的には見た目が自分より年上なビオラを甘やかしています。いろいろ考えていても、ビオラの笑顔を見ると「かわいいからいっか〜!」で細かいことは済ませてしまう一面も。
全体的にハイテンポ&ハイテンションで進む明るい、時に明る過ぎるぐらいの話なのですが、随所に何か感じさせるせりふや演出も。アリッサは子どもの頃の自分を「普通」ではなかったと語っていたり、ビオラの記憶に出てくる親が意味深なせりふを言っていたり……。笑いの中に、どこか影を感じる部分も。人間ながら大きな魔力を秘めていたりと、ビオラにも何か秘密がありそうです。
『でこぼこ魔女の親子事情』は、現在単行本1巻が発売中。
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