オンライン結婚式サービス「Congrats」β版が提供開始 Zoom配信でも記憶に残るお祝いを
こんなときだからこそ、「結婚式の本来あるべき姿は何か」を考えたそうです。
結婚関連事業を手掛けるCRAZYは、オンライン結婚式サービス「Congrats」のβ版を2020年5月20日から6月30日までの期間中、30組限定でサービス提供すると発表しました。
CRAZYは、完全オーダーメードのオリジナルウェディング事業「CRAZY WEDDING」を展開しています。新型コロナウイルスの影響により、結婚式を延期せざるを得ない状況が続く中、「結婚式の本来あるべき姿」や、「お客さまにとって本当に必要なものは何か」を見つめ直すことができたといいます。
2018年11月に、Twitter上で結婚式に対する声を集めたところ、「結婚式を行いたいが、100万円単位でコストがかかる」「しきたりにより必要以上に準備に時間がかかる」という新郎新婦の声や、「ふたりをお祝いしたいが、ご祝儀として3万円かかることは正直負担」というゲストの声があがりました。
この声に向き合い、立ち上げたのが、オンライン結婚式サービス「Congrats」β版。かける時間やお金を減らしながらも、記憶に残る結婚式を行うことを目指しています。ゲストからのお祝い金の10%が手数料として差し引かれるものの、一番安いプランでは基本料金が0円。打ち合わせもなく最短3日で開催できます。
申し込みをすると、新郎新婦オリジナルの結婚式専用チケットサイトが自動作成されます。案内状を郵送する代わりに、このサイトをゲストに共有。サイトでは、結婚式の案内、新郎新婦のプロフィルが伝えられるほか、お祝い金の決済ができます。実際の式は、Zoomなどの配信ツールを利用します。
新郎新婦には、準備のためのガイダンス資料がExcelとGoogle Spreadsheetで提供されます。資料には、準備でつまずくポイントや、おすすめの進行、実際のオンライン上でゲストと話す際のポイントなどが記載されています。
新郎新婦の希望に合わせたオプションも複数用意されています。過去の例では、家族・友人・会社の同僚等にコミュニティーを分けて、30分ごとに食事会を行うスタイルに。食事は同社のサービスを使ってコース料理をゲストの自宅に送り、同じ料理を囲みながら会話を楽しみました。
プランは3種類。スタンダードプランでは、「結婚式専用チケットサイトの制作」「準備から結婚式当日までのガイダンス資料」「メール上での相談サービス(β版限定)」が含まれます。基本料金0円ですが、別途、お祝い金から決済手数料の10%が差し引かれます。
プロデュースプランでは、スタンダードプランのサービスに加えて、プロデューサーが準備をサポートします。面会でのアドバイス1回が追加されます。基本料金は、11万円(税込)。こちらも、お祝い金から手数料が差し引かれます。
スタジオプランになると、プロデューサーによる結婚式当日の運営サポートが受けられ、配信機材や、配信会場の提供も含まれます。基本料金は38万5000円(税込)。別途、お祝い金から決済手数料の10%が差し引かれます。
(高橋ホイコ)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 結婚式を自粛したら100万円飛んだ末、それ以上のものを得た話
「この状況がいつまで続くのかは分からないけど、僕はまた旅行記を書き始めたいと思う」 - プロ雀士の結婚式に「麻雀ケーキ」登場 しかも卓上の状況が「史上最強の何切る問題」
手牌が全部他家の当たり牌という絶望的な状況をケーキで表現。「何も切れない」と考えると、縁起はいいかもしれない。 - 「昨日の結婚式、フラッシュモブのせいで最悪でした」 フラッシュモブが原因で離婚を決意した新婦
「……カメラのフラッシュ。歓声。拍手。この茶番。なにもかもが、嫌だった」 - 「新郎新婦のプラモ」が引き出物のユニークな結婚式が話題 新郎「金型の雄型と雌型を組み合わせて作る縁起物」
自腹で金型から作ったガチの一品。 - ヲタクの友人の結婚式が「ゼルダの伝説」だった―― 衝撃のウェディングケーキが話題に
例の音楽が聞こえてきそう。