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「口では女性にかなわないから、暴力しかない」結婚直後にまさかのDV宣言をした夫 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

「豹変した」のではなく、その人は元から……。

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 「外面はとてもいいんだけども、中はそもそもそういう人だったというだけなんだと私は思うんです」「“そういう人”だということを前提にして、これはやっていくのはキツイなとお感じになってるわけですよね」

 「そうですね、半年間の苦しみの繰り返しを、もうこれからの人生においてしたくない」

 だとすると、別居するにあたって必要な経済力をつけること、そしてDVの証拠を集めることが重要だという。

 「いわゆる、法定離婚理由と言われるような、『これがあるから絶対離婚できますよ』と、相手がどんなにイヤだと言っても強制的に離婚させることができますっていう段階には、たぶんまだ行ってないです」

 たびたびの暴言はあったとはいえ、肉体的に受けた被害はお湯をぶっかけられただけ。医者に頼んでも診断書は出ないだろうし、証拠としては弱そうだ。

 今後も暴力やDVがあるようなら、病院に行って診断書を取ったり、写真を撮っておいたり、誰かに助けを求めたというスマホの記録や日記を残しておくことが重要だという。

 「離婚って、言われる方は不意打ちで驚くんですけども、言う方はじっくり準備してから言えますんで」「離婚、別居に向けて着々とこっちの準備を進めておくことですね」

 加藤諦三が引き取る。

 「アナタ、『途中から性格が変わった』って言うんだけれども、付き合ってる時にまったく分からなかったわけですよね」「相手の本質が分からなかったっていうことですよね? 何で分からなかったんだと思う?」

 「うーん……」

 「ちょっとキツイこと言うけど、アナタ自分が分かってないんですよ。自分が理解できて、はじめて相手が理解できるわけですよ」

 夫がダメなのは大前提として、そのダメさを交際中に見抜けなかったのは相談者にも問題があると指摘。

 「私は何でこの人とこういう恋愛に落ちたんだろうか。私は自分の何が理解できていないんだろうかっていうことを、じっくり考えてください。そうすれば次の人生が大きく開かれていくと思います」

 相談者にとっては50歳を過ぎてからの初婚。なんらかの焦りがあったのかもしれないが、夫の離婚理由くらいは確かめておいてもよかったのではないだろうか。

 もうひとつ気になったのが夫が激昂するスイッチ。お湯をぶっかけられた件に関してもそうだが、“なぜ夫が怒ったのか?”がまったく語られていない。

 「口では女性にかなわないから、暴力」と宣言する夫(改めてすごい発言だ……)。相談の感じを聞くと、相談者は非常にしゃべりが達者。夫の激昂スイッチが相談者のしゃべりによって押されることもあるのだろうか……と感じてしまった。

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