デジモンフロンティア(2002年4月〜2003年3月)
カエルDX:ちょっとアドベンチャーと02で尺使いすぎたんで、巻きでいきます。テイマーズの次がフロンティアです。この4作目でいったんデジモンアニメはストップですね。ホビーアニメの宿命で、数年続くとマンネリ化がありますから。
カエルDX:僕はアニメよりもホビーのオタクなんで、そういう意味ではフロンティアの「カイゼルグレイモン」と「マグナガルルモン」の玩具のできの良さは外せないです。プレミアになってファンの間では幻の玩具に。
にゃるら:1人でめっちゃしゃべってる。
カエルDX:急にちゃかすな。フロンティアは人間とデジモンが合体するんです。スピリットエボリューション。主人公たちが仲間の力を受け継いで進化したのが、「カイゼルグレイモン」「マグナガルルモン」。それが合体して「スサノオモン」です。オメガモンのオマージュ。
にゃるら:オメガモンの衝撃、常に作品に影響を与えている。
カエルDX:オメガモンは素晴らしいですよ。僕も料理するときにすらオメガモンに任せてますし。
全員:(笑)
デジモンセイバーズ(2006年4月〜2007年3月)
カエルDX:セイバーズはフロンティアから3年空いたんです。そのせいか少し地味めな印象がある作品です。セイバーズってデジモンがでかいんですよ。究極体に至ってはゴジラみたいな大きさになって。当時の僕はわりと混乱したんです。
にゃるら:あっ、本当だデカイ!
カエルDX:そうです。でもデータカードダスとか玩具がわりと元気に展開してくれてうれしかったですね。ここで、久々のデジモンだと盛り上がって過去作観返した人も多いと思います。
にゃるら:なるほどなぁ。
カエルDX:そしてこれがコミカライズ版です。ぬ〜べ〜の作者が描いてます。
にゃるら:かわいいうえに、ぬ〜べ〜っぽさがすさまじい。
カエルDX:本編だとシャイングレイモンとミラージュガオガモンに進化するんですけど、コミカライズ版だと分岐してビクトリーグレイモンとズィードガルルモンになるんです。それがとても衝撃的でしたね。ぬ〜べ〜の作者は子どもがデジモン大好きらしく、ウキウキで仕事していたそうです。
にゃるら:良い話。セイバーズって、マサルダイモンって言われてる強い人が主人公なんですよね?
カエルDX:そういうとこだけ知ってるんですね。主人公は大門大(だいもんまさる)って言って、一応人間なんですが、素手でデジモンと戦って倒していく男らしい姿から、もはやデジモンなんじゃないかとファンからの愛称がマサルダイモン。
にゃるら:豪快な作品で面白そう。
カエルDX:面白いですよ。勢いがある。スポ根要素があるんですよ。
デジモンクロスウォーズ(2010年7月〜2011年3月)
カエルDX:そしてクロスウォーズ。クロスウォーズでは終盤に歴代主人公が集う展開があって、その時にマサルダイモンがヴェノムヴァンデモンとか片手でしばいていて。
にゃるら:クロスウォーズはニチアサだったんで僕も観てました。そこでマサルダイモンを知って、こんな人が居るんだ……って。
カエルDX:(笑)。マサルダイモンの有名な話が、バーストモードっていう究極体のその先の形態があるんですけど、最終回ではアグモンをバーストモードにした後、その上に乗って自分が戦ってるんです。こいつデジモンを乗り物にしてるやんって(笑)。
にゃるら:強すぎる……。
カエルDX:クロスウォーズの話に入ります。クロスウォーズは、成長期・成熟期・完全体のような概念が取っ払われていて、合体をメインにして進化していくんですよ。アニメだと成熟期のデジモンの下に究極体が居たりして、歴代ファンの中で議論になったりも。
にゃるら:そこは確かに混乱しそう。
カエルDX:ストーリーはかなり熱くて、僕はクロスウォーズが一番好きなんですよ。コミカライズがめっちゃ面白くて、挿入歌とかをガンガン戦闘に連動して描いてくれるんですよ。本編でも曲がテーマだけあって、ガンガン流してくれてうれしいです。曲にめちゃくちゃ気合い入れてくれてるんで。曲数が多い。
にゃるら:わかりやすく盛り上がっていいですね。デジモンといえば進化時や戦闘時の挿入歌ですし。
カエルDX:玩具も曲を聞かせるとデジモンがでてくるって玩具で。放送中に音楽が流れて、聴かせるとその回のデジモンがもらえるって要素があったんですが、玩具の性能のせいで毎回違うデジモンがでてきたり(笑)。
にゃるら:それはカオスで面白い。
カエルDX:そしてクロスウォーズがおわり、もうデジモンがないのかなと思っていた時期に、急にデジモンの意志を受け継いだアプリモンスターズが始まります。
にゃるら:朝にやってましたね〜。デジモン要素あったんですか?
カエルDX:一応、アグモンがでてくる回があります。その回の戦闘はアドベンチャーオマージュでとても良いですよ。戦闘のテンポとかエフェクトが素晴らしい。あとアプモンは玩具を出し切ったのが偉いです。デジモンって、人気の影響で途中で玩具を打ち切ったりするんですけど、アプモンはやり遂げましたね。
にゃるら:その間にも映画の方で展開もあったりしましたね。
カエルDX:そうですね。初代がどんどんリバイバルしてきて、今回の「デジモンアドベンチャー:」につながりましたね。
にゃるら:まだ数話ですが、どうですか? 僕はかなりワクワクしています。
カエルDX:取りあえず玩具オタク的には、プレミアムバンダイで玩具展開はうれしいですが、ちゃんと店頭でも販売して子どもにも届くとさらにうれしいなって。
にゃるら:なるほど。3話でウォーゲームオマージュがあったわけですが、結局どのような理由で怒ったんですか。
カエルDX:オメガモンの紋章のマークが、勇気と友情が合体したって紋章なんですけど。登場する度に紋章なり武器の文字が違ったりしてファンに突かれている(笑)。で、今回自分が怒っているのは、「子どもたちの願いが合体して生まれたのがオメガモン」なのか「太一とヤマトの友情が合体して生まれたのがオメガモン」か、はたまた両方かで長年ファンは議論していたんですけど、今回はそのどれでもないので。
にゃるら:オメガモンに一家言あるわけだ。
カエルDX:ですね。そこをどう整合性とるのかが見どころでもあるので結局死ぬほど楽しみなんですけど。あとウォーゲームのパロは過去作でも何回かやっているんで、今更そこを評価しているオタクにはちゃんと見てって思います。
にゃるら:それについては、今回のカエルさんの解説を聞くと確かにってなりますね。
カエルDX:あと進化曲がないのは少し残念。僕は挿入歌大好きなんで。親ともLINEで議論しましたよ。
にゃるら:親と一緒にニチアサ実況しているの良すぎるだろ。
全員:(笑)
カエルDX:3話でオメガモンなのに、4話で成熟期のバードラモンって思い切りがすごくて、どう見せるのかワクワクはしてます。他にも事前インタビューで「進化先にサプライズ用意している」って言われていて、それも期待してます。
にゃるら:結局、デジモン大好きなんですよね。
カエルDX:そうですね。デジモン大好き!!!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.