東京駅「あさりおこわ弁当」(930円)〜東京の定番!“季節のおこわ”駅弁
季節のおこわ、深川めしでおなじみのあさり煮、飾り人参、玉子焼きなど、バラエティに富んだおかずが魅力です。
【ライター望月の駅弁膝栗毛】
品川駅に横須賀線からのE217系電車が入って来ました。
現在、横須賀線の列車は、横浜〜品川間で新川崎、武蔵小杉、西大井の各駅に停まる「品鶴線」経由で運行されていますが、かつては東海道本線経由で運行されていました。
昭和55(1980)年に、東海道線と横須賀線が分離されてから、今年(2020年)で40年。
E217系電車の後継にE235系電車の投入も発表されており、その動向が気になります。
(参考)JR東日本ニュースリリース・2018年9月4日分
品川沖は、かつて遠浅の海で、潮干狩りで賑わったと言います。
明治時代の鉄道開業では、品川〜田町間に海上堤防を築いて汽車を通しました。
そんな昔の鉄道風景を思い浮かべていただきたいのは、「あさりおこわ弁当」(930円)。
日本ばし大増が製造、「JR東日本フーズ」が販売する「季節のおこわ」駅弁の1つです。
例年、夏の季節おこわは、“あさりおこわ”が販売されていますね。
(参考)品川区立品川歴史館ホームページ、鹿島ホームページほか
【おしながき】
- あさりおこわ(あさり煮、飾り人参煮)
- 玉子焼
- 野菜入りつくね串
- きのこ柚子和え
- 蒲鉾
- いんげん
- 里芋煮
- 椎茸煮
- 人参煮
- はす煮
旬の味がもちもちとした食感で楽しめる、日本ばし大増の“季節のおこわ”シリーズ。
おこわの上には、「深川めし」でもおなじみのあさり煮と飾り人参が載って、玉子焼き、蒲鉾をはじめ、つくねの串、煮物など、バラエティに富んだおかずが魅力です。
あさりおこわの味付けも比較的あっさり、おかずの量も程よく、食べ切ることができたときの満腹感が気持ちいいですね!
東京・王子、飛鳥山公園のあじさいを横目に駆け抜けて行く湘南新宿ラインの電車。
高崎〜小田原間を新宿経由で結ぶ「特別快速」は、群馬・埼玉・東京・神奈川の1都3県を約3時間で走破しています。
マスクをして、車内ではあまり喋らず、人混みを避けながら楽しむ、近場の鉄道旅。
その分、旬の駅弁の味をじっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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