妊娠中、母親になる実感が湧かず、不安なまま出産を迎え……。「母性は自然に芽生えるものではなかった」という体験談を描いた漫画に共感の声が届いています。作者はあい茶(@jyudenkireta)さんです。
妊娠しても母親になる実感が湧かず、“母性”も芽生えなかったというあい茶さん。「夫はカメラを買ったり料理を覚えたり“パパ”になる準備をしているのに」「子どものことをかわいいと思えなかったら」と、自信がないまま出産を迎えることに……。
無事出産を終えたあい茶さんでしたが、出産直後は疲労困憊(こんぱい)で感動どころではありません。育児が始まれば余計なことを考える暇もなく、何から何まで分からないことばかり。必死に手探りで赤ちゃんと格闘する毎日でした。
しかし、出産から2週間がたったころ、唐突にその瞬間はやってきます。寝ている赤ちゃんがふいにキラキラ輝いて見え、たまらなくいとおしいと感じられたのです。自分の中に息子さんへの「愛情」が生まれたことを強く実感したと振り返るあい茶さん。
あい茶さんにとって「母性」は、妊娠や出産で自動的に生まれるものではありませんでした。ですが実際に「育てる」うちに愛が育まれ、今では息子さんがいない生活は考えられないと思いをつづっています。
妊娠したから、産んだからすぐ母親になれるわけではなく、子育てをしながら自分の母性に気付く人もいて、そのタイミングは人それぞれ。漫画には温かいコメントが多数寄せられ、同じような経験をしたママたちから共感の声も集まっています。
作者のあい茶(@jyudenkireta)さんは、自身のnoteを中心に漫画を公開しています。タヌキの置物に似ているという夫との日々を描いたエッセイ漫画「たぬやまんが」や、新卒でIT企業に就職した体験をもとにした「偽装キラキラ女子」を連載中です。
画像提供:あい茶(@jyudenkireta)さん
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