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信越本線・横川駅(群馬県安中市)の駅弁「峠の釜めし」の釜を使って、碓氷峠の鉄道ジオラマを作ったという猛者がTwitterで話題になっています。
釜めしジオラマを制作したのは、大熊猫番長(@pandabancyo)さん。「峠の釜めしの釜の上で釜を走らせたいと思ってたら、いつのまにかこれを作ってた」というツイートとともに動画を投稿し、制作過程も公開しています。
ベースとなっているのは、駅弁の容器として使われている益子焼の土釜です。その上に、かつて「日本一の難所」と言われた急勾配の碓氷峠が再現されています。
釜の上に敷かれたレールを走る小さな車両は電気機関車のEF63形で、かつて鉄道による碓氷峠越えで使われていたものです。
動画を見た人からは「鉄道の盆栽みたい」「かわいい!」といった反応が寄せられています。
ジオラマで使った車両は、バンダイのNゲージ鉄道模型「Bトレインショーティ」をベースにしたもので、釜の上を走れるように、主に長さが短く改造されています。
動力もトミーテックの「はこてつ動力」に組み換えられており、大熊猫番長さんによると「動力の入手が一番の難関だった」そうです。
鉄道ファンなどの間では機関車を釜と呼ぶことがあり、蒸気機関車のボイラーを指す罐(かま)が由来になっています。大熊猫番長が「釜の上で釜」と言っていたのは、これにちなんだものでした。
(大泉勝彦)
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