お友達に「一生遊ばない」と言われたという息子くん「そーちゃん」との会話を描いた漫画がInstagramに投稿されています。
エッセイ漫画家のカワグチマサミさん(@kawaguchi_game)のお宅では、毎夜寝る前にお布団の中で、家族3人の「カワグチ家ラジオ」をします。「カワグチ家ラジオ」とは、一人ずつその日あった出来事をお話する時間のこと。その日はまず、そーちゃんから。一体どんなお話かなと思えば、そーちゃんは「悲しいことがあったネン」とつぶやき、目からポロっと涙をこぼします。
一体そーちゃんに何が……。胸が痛くなるようなその表情にカワグチさんも気が気ではありません。聞けばお友達に「一生遊ばない」と言われてしまったとのこと。それは確かに悲しい出来事……。
「そんな友達と遊ばなくていいやん!!」「仲良い子と遊べばええやん!!」と力説するカワグチさん。そーちゃんの悲しい顔を前にすれば、そんなことを言ってくるお友達とは遊ばなくてもいいと感じるのも仕方がないというものです。しかしそーちゃんは違いました。
そーちゃんは、「一生遊ばないのは悲しい」と言いながら涙をさらにこぼしたのです。「一生遊ばない」という強い言葉を投げられても敵意を持つことなく、「いつか優しくなるかもしれないから」と友達の将来を思うそーちゃん。そんな純粋な言葉がカワグチさんの心に刺さります。
カワグチさんがそーちゃんのピュアさに心動かされたそのとき「人間は変わらへん」という夫さんの言葉が入ります。大人になって分かる言葉の重み……。確かに変わることは難しいかもしれません。それでも、もしかするとそのお友達もそーちゃんのやさしさに触れていたら変わるかもしれません。
「変わるネン…」とつぶやくそーちゃんの言葉に夫さんも「わかったゴメン」と一言。子どものフィルターのない純粋な言葉には強い力がありますね。いつの日か、笑顔のそーちゃんからお友達と仲直りして遊んだというラジオトークが聞きたいですね。
カワグチマサミさん
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