コミティア存続のためのクラウドファンディング決定 今後開催できるか見通しも立っていない状況(1/2 ページ)
5月開催予定だった「COMITIA132extra」に続き、9月21日に開催予定だった「COMITIA133」の中止も決定しています。
COMITIA実行委員会は15日、コミティア開催継続をかけたクラウドファンディングを8月28日から開始すると発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響により、2月の「COMITIA131」は一般参加者数の3割減により売上が半分となり、5月17日に開催予定だった「COMITIA132extra」と9月21日に開催予定だった「COMITIA133」が中止となったことを受け危機感を募らせている。
コミティアはこの先、11月に「COMITIA134」が、2021年2月に「COMITIA135」が予定されてはいるものの先行きは不透明のままだ。開催ができるかどうかも見通しが立たず、人件費や事務所費といった管理費を賄うのも厳しい状況となっている。2020年度の管理費は銀行からの融資や行政支援の利用、開催に向けた運用の見直し、経費の削減の実施などを行い、なんとか継続のための資金を確保したが、2021年以降については調達の当てがないと説明。残された時間も短く、イベント開催以外の収益を探るのが困難として、今回のクラウドファンディングをするに至ったとのこと。
目標額は3000万円。お金は管理費や会場費などの諸経費、新型コロナの感染拡大防止のための設備費用のほか、リターンの作成などに充てられる。1000円からコースを設定し、限定グッズやサークル参加券、先行入場券といったサービスをリターンとして用意する。リターンが不要の場合、メールでの感謝状送付のみのコースも。期限は8月28日から10月23日までを予定。
実行委員会は7月の時点で経営面のダメージが深刻との認識を明らかにし、クラウドファンディングを活用した支援の呼び掛けを予定していることを明かしていた(関連記事)。
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