「弟(27)の夏休みの自由研究作品」と投稿された手作りの作品で、本気のマジックハンドとでもいえるような“もう1つの手”を自在に動かす動画が「かっこいい」「天才か…」と話題になっています。材料が針金、輪ゴム、タコ糸の3つというのにも驚き……!
投稿されたのは、自分の手の動きに合わせて動く、少しだけ大きな“手”。指の第1関節から第3関節の動きまで再現しており、特に親指は付け根が内側に寄る動きなども見られ、想像以上の可動域に感動します。ちゃんと物もつかめるってすごい。
基本的な仕組みとしては、タコ糸を引っ張って指を曲げ、輪ゴムで曲げた指を戻すというシンプルなもののようです。とはいえ、指の第1〜第2関節と第3関節がちゃんと独立していたり、動きのための軽量化と、それらを針金だけの骨組みで実現するための補強など、いろいろ考えられているのが分かります。実際に何度も試作品を作ったそうで、その動画も公開されています。
制作したのは、投稿したイラストレーターのたかす すきー(@Amimi611)さんの弟さん(27歳)。自分の手で直接触れることなく物をつかんだりする「ソーシャルハンド」というアイデアから誕生しました。実際、レバーハンドル式のドアなら開けたりもできるようです。
ちなみに参考にしたのは「自分の手くらい」とのこと。弟さん本人はあくまでコンセプトアート作品としていますが、突き詰めれば実用性はあるかも?
Twitterでは映画「ターミネーター」や漫画『からくりサーカス』などを思い出す声が上がり、「研究しているのが分かる」「完成度高い」や「欲しい」なんて声も寄せられる人気に。海外ユーザーからも注目を集め、8月22日現在で25万近い“いいね”を集めています。
なお「ソーシャルハンド」は作者である弟さんのminneページにて1万5000円で販売中(販売は2点のみ)。YouTubeには制作過程をまとめた動画も公開されています。
画像提供:@Amimi611さん
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