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「アスリートである前に黒人女性」大坂なおみ、準決勝を棄権すると表明 銃撃事件へ抗議(1/2 ページ)

SNSに抗議文を投稿しています。

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 女子テニス選手の大坂なおみさんが、8月27日(現地時間)に出場する予定だったウエスタン・アンド・サザン・オープン準決勝を棄権するとTwitterで表明。23日に米ウィスコンシン州ケノーシャでアフリカ系米国人が警察官に銃撃された事件に抗議し、コメントを寄せています。なお、その後大会主催者は27日の試合を28日に延期することを発表しました。

大坂なおみ テニス ウエスタン・アンド・サザン・オープン
棄権を表明した大坂さん(画像は大坂なおみInstagramから)

 ウィスコンシン州ケノーシャでは23日に、車に乗ろうとした黒人男性が背後から警官に銃撃される事件が発生。これを受けて、アメリカプロバスケットボール(NBA)のミルウォーキー・バックスが、26日に予定されていたプレーオフの試合をボイコットし、アメリカ大リーグ、アメリカ女子プロバスケットボールでも試合が延期となりました。

 大坂さんも、この事件に抗議するため文章をTwitterに投稿。「私はアスリートである前に黒人女性です」「私のテニスを見てもらうよりも、早急に対応しなければならない重要な問題が目前にあるように感じています」とつづっています。また、自分がプレーをしないことで何か劇的なことが起きるとは思わないとしながらも、「白人が多数派のスポーツで話し合いを始められれば、それが正しい方向への一歩になると私は考えています」との見解を示しています。

 続けて、「警察の手による黒人虐殺が続くのを見ていると、正直なところ吐き気を催します」「数日おきに新しいハッシュタグが現れることに疲れ切っていますし、何度も何度も同じ話を繰り返すことに非常にうんざりしています」とつづり、強い不快感を表しました。

大坂なおみ テニス ウエスタン・アンド・サザン・オープン
Instagramにも同じ文章を投稿(画像は大坂なおみInstagramから)

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