伊東駅「赤飯おにぎり弁当」(720円)〜E257系「踊り子」でのんびり伊豆の自然を満喫!
海でも山でも気軽に食べられるこだわりおにぎり。名物の鶏の唐揚げをはじめ、卵焼き、香の物などおかずも入っていて、お出かけにちょうどいい量のボリュームなのです。
【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年8月24日)
今年(2020年)3月から、東京・新宿・池袋〜伊豆急下田間を走る、特急「踊り子」号に投入されているE257系電車。
中央線特急「あずさ・かいじ」からのコンバートに当たり、カラーリングも武田菱から伊豆の空の色と海の色をイメージしたという「ペニンシュラブルー」に変わりました。
窓側の座席には電源コンセントも設置され、スマートフォンの充電にも重宝です。
(参考)JR東日本横浜支社ニュースリリース・2019年11月28日分
東伊豆の海を眺めながら散策を楽しめるのは、伊東の「城ヶ崎海岸」。
約4000年前に、大室山が噴火したときに流れ出した溶岩によってできたと云われています。
約9kmのピクニカルコースと自然研究路が整備されており、なかでも全長48m、高さ約23mの「門脇つり橋」は絶景スポットとして知られています。
私自身も、子供のころや高校の遠足から、何度も散策を楽しんできたエリアです。
(参考)伊東市ホームページ
城ヶ崎海岸をつくった標高580mの「大室山」へは、リフトで登ることができます。
眼下には、伊豆高原の緑や東伊豆の美しい海岸線が広がります。
いままでなかなか伺う機会がなく、ようやく去年(2019年)、仕事で訪ねることができました。
伊東を代表する2大絶景スポットへは、伊東駅または、伊豆急行・伊豆高原駅から、「東海バス」の路線バスに揺られて行くのがいいですね。
山の上でも海沿いでも、お弁当にするなら、気軽に食べられるおにぎりがいいですよね。
せっかく伊東を代表する絶景を観ながらいただくなら、伊東の味にしたいもの。
伊東駅弁「祇園」の「おにぎり弁当」は、お出かけ向きのボックスタイプとなっています。
今回は「赤飯おにぎり弁当」(720円)をいただきました。
通常のパッケージに、「赤飯」のシールが貼られています。
【おしながき】
- 赤飯おにぎり(3つ)
- 鶏の唐揚げ
- 卵焼き
- タタキゴボウ
- 昆布巻き
- 香の物
レギュラー版では白飯のおにぎりが、3種類とも赤飯になって、少しおめでたい感じ。
赤飯はしっかりお腹に貯まるのが嬉しいですね。
祇園名物の鶏の唐揚げをはじめ、卵焼き、香の物などおかずも入っていて、お出かけにちょうどいい量のボリューム。
そして何より、いまの時代、箸袋にしっかり「お手拭き」が付いているのが有難いです。
東伊豆の海をバックに、西日を浴びて、新しい「踊り子」号が東京方面へ戻って行きます。
このご時世、鉄道旅が不安な方は、いまなら窓が開く185系電車の「踊り子」も選べます。
伊豆の自然を満喫したら、リクライニングシートに身を委ねて横浜・東京まで一直線。
車内での宴席は控えめにしながら、できるだけ少人数で、いままで通りのんびり楽しみたい、伊豆の鉄道旅です。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/
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