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えっこれ木彫り!? 「絵の具が盛られた板」を木から削り出す発想と技術に脱帽(1/2 ページ)

よ〜く見ると絵の具に木目が……!

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 「木で絵の具を彫ってみた」という、ユニークな発想の彫刻がTwitterで注目を集めています。これ、板に絵の具を盛ったように見えるでしょう? でも、その“絵の具の部分”も、木から削り出された“板の一部”なんですよ……。


木彫りの絵の具 正式な作品名は「PAINT-1」。信じられないかもしれませんが、全部木です

木彫りの絵の具 緑色の「PAINT-2」

木彫りの絵の具 青の「PAINT-3」

 絵の具の凹凸をリアルに表現したこの作品は、彫刻家の村田勇気(@murataart)さんが手掛けた「PAINT」シリーズ。クスノキを彫って着色し、盛り付けられた絵の具に見せています。彫刻だけでなく、彩色の技術もすごい……!


木彫りの絵の具 ズームで見ると、絵の具にも木目があると分かる

木彫りの絵の具

木彫りの絵の具

 作品は「すごすぎて理解が追いつかない」「拡大するまで理解できなかった」との声があがるなど好評を博しました。赤い絵の具の造形が、肉やマグロの赤身に見えた人も多いようで、「おすし食べたくなった」なんて声も。村田さんも実際、「正直途中から肉だな……と思いながら彫ってました」とコメントしています。


 村田さんはTwitterや自身のサイトで、“窓”で“リンゴ”を包んだ「APPLE」や、文字化けした聖書「Translation Series」など、ユニークな木彫り作品を公開。9月2日から27日までは、代官山ヒルサイドテラス(東京都渋谷区)で開催される「ブレイク前夜展」で3点の新作を出展するとのことです。


画像提供:村田勇気(@murataart)さん


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