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「ハードオフのテーマ」として認知されている楽曲を無断でアレンジし販売している事案があったとしてハードオフコーポレーションは9日、著作権法で認められている範囲を超えた複製・改変であるとして音源の利用について注意喚起をした。
通称「ハードオフのテーマ」と呼ばれる音源は、ナッシュスタジオが制作販売している「Nash Music Library/NSC-SC-1903」を店内の基本BGMとして使用していた。7月20日に「あだち麗三郎と美味しい水」が「HARD・OFF 愛のテーマ」と題し、著作権を侵害する形でリリースし問題となっていた。
「あだち麗三郎と美味しい水」は著作権者のナッシュスタジオと屋号を無許可で引用する形になったハードオフコーポレーションに対して、「著作権ロイヤリティフリーに対する認識の誤り」があったとして謝罪し、当該シングルの販売差し止めとしたことを報告している。ほかの楽曲についても著作権侵害に当たる楽曲の有無を確認し、該当するものがあれば販売停止および配信の差し止めを行うとしている。
ハードオフコーポレーションは同音源の著作権者ではないが、楽曲のユーザーであり著作権者にも多大な迷惑をかけたとして注意喚起に至ったとしている。
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