「時計の針が進まない」単純作業の大変さ…… 日払いバイトの体験談漫画に「裏にはこんな労力が」「めっちゃわかります」(1/2 ページ)
さまざまな人の仕事の積み重ねで商品はできている!
日払いのアルバイトを体験し、その大変さについて描いた漫画「日払いバイトに行ったら予想外に大変だった話」が「わかる」と話題です。作者は人間まお(@ageomao)さんです。
学生時代、乳製品を扱う工場で検品を行う日払いバイトをすることにしたまおさん。制服に着替え、身体についたゴミや埃を徹底的に取り除いた後、持ち場に配置されます。まおさんの仕事はヨーグルトのカップ内に汚れがないか検品すること。簡単そうでよかったと安心したまおさんでしたが……。
社員さんたちの検品の速さを見て緊張が高まります。まおさんが1つずつ検品していると横でシャシャシャと社員さんたちが仕事を進めていきます。「な…なんだこれは!」と思わずおののくまおさん。確かにそれはびっくりしそう…….
さらに作業に慣れてくると、ずっと白いものを見ていたからかめまいが襲ってきます。気を取り直して1時間くらい経ったかなと時計に目をやると、まだ15分しか経っておらず……。作業内容と時間の進みの遅さに単純作業の大変さを思い知ることに。
一番辛かったのは「静けさ」だといいます。無音の世界に鳴り響く「シャシャシャ」の音で、頭がおかしくなりそうになったというまおさんは、気を紛らわせるために脳内ラップを始めます。しかし、時計を見ると一向に時計は進みません。さらに壁にカップの白い残像が見えたり、休憩中にシャシャ音まで聞こえてくるようになってしまったのです。
腕や腰の痛さに耐えながら、時間が過ぎるようにと自分の恋愛話を脳内で小説風に読んでみたり、仕事が終わったら何を食べるかなどを考えモチベーションを保ち、ようやくバイトは終了。工場から出るとまるで映画「ショーシャンクの空に」の如く開放感を感じるまおさん。
まおさんはこの経験をしたことで、いろいろな人の積み重ねでヨーグルトができていることを知ります。そして、ヨーグルトやその製造にかかわる仕事を毎日している人に思いを馳せるのでした。
まおさんの漫画を読んで、どんな仕事にも「楽」なものはないということ、そして、1つの商品が世に出るまでにたくさんの人たちの手がかかっていることを再認識しました。本当なら悲壮感が漂いそうな大変さを感じつつも、まおさんの前向きで明るい考え方になんだか楽しくなりました!
この漫画の読者からは「ヨーグルト、意外と大変www裏にはこんな労力が、、」「めっちゃわかります。私も1年だけ工場で働きましたがホタテを片手で100gほぼぴったり感覚で分かるようになりましたよ‥しかもホタテ計りすぎて腱鞘炎になりました。」「まおさんの、辛いときでもポジティブに物事に取り組むところが好きすぎます!」など、単純作業の大変さや人間まおさんのポジティブさへのコメントが届いています。
人間まお(@ageomao)さんは、リイドカフェでオペ看が異世界に行って冒険するお話「私、オペ看なんですけど異世界で役に立ちますか?」を連載中。その他、自身の公式ブログ「人間まおと愉快な仲間たち」でも日常漫画を公開しています。
画像提供:人間まお(@ageomao)さん
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