小学校の「帰りの会」での思い出を描いた実録漫画が、小学生時代の出来事とは思えないほどさまざまな感情を揺さぶってくる内容になっています。登場人物の行動が濃い……。
この漫画の作者は、コンテくんさん(conte_kun/以下「コンテさん」)。コンテさんが小学3年生のときの帰りの会では、クラスメイトの「良いところ見つけ」と「悪いところ見つけ」が行われていました。
発表された良いところは赤、悪いところは青の丸い紙に名前と内容を書き、教室の壁に貼られた大きな木の絵に貼り付け。学期末になると、「みんなの成長と一緒に木もこんなに実ったよー」と、褒められるシステムだったそうです。
しかし、小3ながら「なんか偽善ぽい」「自分は注目されたくない」と、このシステムを冷めた目で見ていたコンテさん。目立たないように生活していたようなのですが、一学期の終わりに予想外の展開を迎えてしまいます。先生「みんな木がこんなに成長したね〜。うんうんいろいろあったねー……ん? コンテくんだけ……1個もない……?」。
クラス中の「えー!」という声とともに、注目を浴びてしまうコンテさん。クラス中がざわつきます。「うおおぉぉ〜まさかの羞恥プレイ……」「親切の1個くらいしとけば良かった」後悔が押し寄せてきます。
その時、後ろの席の女子から小声で「コンテくん」の声が。その女子は消しゴムを床に投げつけながら、こう語りかけてきたのです。「今落とした消しゴム拾って……! そしたら帰りの会で良いことで言ってあげる」。
こうしてコンテさんは事なきを得たのですが、最後まで「これは何のプレイ……?」という疑念を抱き続けたのでした。なんかすごい。うまく言葉にできませんが、いろいろ展開がすごい。
この漫画にネット上では、「小3でそれを思うのすごいw 」「やなシステムだけどこういうのありましたね…」「あれは吊し上げみたいなものもあって嫌でした」「なんの公開処刑だよって」「救ってくれた女の子に特大リンゴを!」といった声が寄せられていました。
画像提供:コンテくんさん(conte_kun)
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先生ってそういうシステムではない。
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