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【マンガ】3歳の息子が火傷したけど新型コロナで近所の病院が受け入れ停止 → ♯7119の電話相談窓口でいろいろ助かった……というお話(2/2 ページ)

全国各地で「救急安心センター事業」に用いられている電話番号

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幸い、♯7119の電話相談窓口のおかげで診てくれる病院は見つかったが……





 ♯7119は「東京消防庁救急相談センター」の電話番号。医師、看護師などの専門家が24時間年中無休で対応してくれる相談窓口(※)。私はてっきり「救急車を呼んだほうがいいかどうか」だけをアドバイスしてくれる場所だと思い込んでいて、「どこの病院に行けばいいのか」まで具体的に教えてくれるとは思っていませんでした。

♯7119

 正確に言うと、♯7119は「救急安心センター事業」に用いられている電話番号(筆者は都内在住のため、東京消防庁救急相談センターにつながる)。消防庁によれば、「救急車を呼んだ方がよいか」「今すぐ病院に行った方がよいか」などの判断に迷った際の相談窓口で、緊急性が高い場合は救急出動、そうでない場合は受診可能な医療機関、受診のタイミングについてアドバイスしてくれるという。

 なお、執筆時点(2020年9月)では、♯7119の対応状況は地域によってマチマチで、利用できなかったり、同様の電話相談窓口はあるが番号が違ったりするケースもある。詳細は各自治体関連のWebサイトなどからご確認ください。





















 すぐさま電話して症状を話すと、何件か病院を紹介してくれることになりました。最初に名前が挙がったのは先ほど電話して断られた大学病院でしたが、その他に家から少し離れた場所にある病院を3件紹介してもらいました。

 まず1件目に電話してみると「うちよりも○○病院(断られた大学病院)の方が良いと思います」と、他の病院を勧められました。救急相談センターから紹介してもらった病院でも、必ず受け入れてくれるというわけではないようです。

 結局、2件目に電話した病院で診てもらえることになり助かりましたが、“新型コロナ以前”は救急外来で受診できた病院が、新規患者の受け入れを停止していたことへの動揺が残ります。今回のことで、ケガや病気をする前に病院が利用できるかどうか事前確認したり、そのための手段を学んだりしておくことが大事だと思いました。

 感染リスクのためなかなか外出もできませんが、小さな子がいると家の中も危険がいっぱいですからね……。実際、次の週にも息子は家の中で転んで机に頭をぶつけてしまい、ちょっとした流血騒ぎに。火傷のときの経験から、スムーズに外来を受診できたのが不幸中の幸いでしょうか。





直江あき

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