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鳥取駅「元祖かに寿し」(1280円)〜「駅弁の通信販売」を楽しもう! 我が家で旅気分!(vol.10アベ鳥取堂編)

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ニッポン放送

【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2020年6月1日)

駅弁
智頭急行HOT7000系気動車・特急「スーパーはくと」、山陰本線・鳥取駅(2015年撮影)

京都〜鳥取・倉吉間を東海道・山陽本線、智頭急行線、因美線、山陰本線経由で結ぶ特急「スーパーはくと」号。

関西地区からは乗り換えなしで、また、途中の姫路で山陽新幹線「のぞみ」と接続して、首都圏・中京圏から鳥取への足として活躍しています。

流線形タイプの先頭車両では、前面展望も存分に楽しめることでしょう。

駅弁
アベ鳥取堂ウェブサイト

緊急事態宣言が解除されても、残念ながらスグに観光で遠出…とはいかないもの。

暫くは、世の中の様子を見ながら「新しい生活様式」を進めていきたいものです。

新しい生活様式における「買い物」の筆頭に挙げられているのが、「通信販売」!

「松阪」「神戸」「新津」「加賀温泉」「長万部」「有田」「西都城」「富山」「福井」に続く「駅弁の通信販売を楽しもう!」シリーズ10弾は、鳥取駅弁「アベ鳥取堂」の通信販売です。

駅弁
アベ鳥取堂ウェブサイト

トップページ左の「宅配」カテゴリから「駅弁」を選ぶと、通信販売に対応した駅弁が登場、4〜10月の間は、「宅配便でお届けさせて頂ける期間/通年」のものを選びます。

その最初に登場するのが、鳥取の名物駅弁「元祖かに寿し」(1280円)です。

昭和27(1952)年発売、昭和33(1958)年からは通年販売を始めたロングセラー駅弁。

右下の「購入する」をクリック(タップ)すると、“買物カゴ”に入っていきます。

駅弁
アベ鳥取堂ウェブサイト

現在は5000円以上の購入で、全国「送料無料」となっているアベ鳥取堂の駅弁。

駅弁を選んだら「購入画面へ」をクリック(タップ)して、銀行振込・代金引換の2択に進み、メールアドレス・住所・氏名・電話番号、配送希望日時などを入力します。

その後、「確認画面」「確定購入する」へ進み、「誠にありがとうございました!」が出たら、銀行振込では、メールに振込先が案内され、入金確認までメールをやり取りします。

駅弁
駅弁
アベ鳥取堂からクール便で届いた駅弁

注文から最速3日、我が家にクール(冷蔵)の宅配便で、「鳥取大砂丘 アベ鳥取堂」のロゴ入り段ボールに入った、各種駅弁が到着しました。

なお、クール便で届いた加熱式駅弁の場合、常温に戻して、紐を引き抜くのがお薦め。

冷えたまま紐を引き抜きますと、生石灰+水→消石灰(CaO+H2O→Ca(OH)2)の化学反応で、駅弁をホカホカにする熱エネルギーが不足する場合がありますのでご注意を!

駅弁
元祖かに寿し

水色のパッケージに大きく描かれたカニの絵がひと際目を引く、「元祖かに寿し」。

最近は、首都圏の駅でもおなじみの駅弁ですね。

アベ鳥取堂では、昭和30年代に水揚げからカニの身を新鮮なまま管理する独自のノウハウを確立、全国に先駆けて、かに寿しの通年販売を実現したと言います。

パッケージの裏には、鳥取の観光案内地図と共にかに寿しの薀蓄も記されています。

駅弁
元祖かに寿し

【おしながき】

  • 酢飯
  • ベニズワイガニ
  • 錦糸玉子
  • 奈良漬け
  • 塩昆布
駅弁
元祖かに寿し

カニの甲羅を模したという八角形の折のふたを開けると、心地よい酢飯の香り。

紅白たっぷりのカニの身と、黄色い錦糸玉子の彩りが華やかで、気持ちが高まります。

シンプルな奈良漬けと塩昆布の付け合わせでアクセントをつけながら、日本海の景色を思い浮かべていただくと、それだけで十分な旅気分!

かつて、鳥取を旅したときの思い出もよみがえってきそうですね。

駅弁
元祖かに寿し

私が思い出したのは、平成18(2006)年まで東京〜出雲市間(山陰本線経由)で運行されていた寝台特急「出雲」の食堂車でいただいた「元祖かに寿し」です。

早朝、段ボールにいっぱい積まれた「元祖かに寿し」を買い求めると、車窓には餘部橋梁からの日本海が、朝日にキラキラと輝いていた記憶がよみがえります。

遠くへ行けない間は、1人1人の旅の思い出と共にタイムトリップも楽しみたいものです。

連載情報

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ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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