【あなたの親のウソ教えてください】大人になるまで“ただのウソ”だと気付かなかった「本を踏むと足が本になる」(1/2 ページ)
想像すると体がゾワゾワしてくるような……。
ねとらぼ読者から、“親から言われて信じていたウソみたいなホントのウソ”を伺う体験談募集企画。今回は子どものころ「本を踏むと足が本になる」と思い込んでいた方にお話を伺いました。
「あのウソは効果抜群」「朝起きるとまず足が本に変化していないことを確認してました」
小さいころ、親から「本を踏むと足が本になる」と言われ、小学校低学年まで本気で信じていました。大きくなってそんなことは起こらないと気付いてからも、「そういう俗信があるのだろう」と思い込んでいました。
―― 何となく「雷様におへそが取られる」みたいな雰囲気がありますよね。どういうきっかけで、ただのウソだと気付いたのでしょうか?
大学入学後、「部屋の床に物が散乱しがち」だと言う友人と話していたら……
私「教科書とか紙の資料とかまで置くのはなー。本は踏んだら足が本になるって言うじゃない?」
周囲「は?」
私「え?」
と。爆笑されつつも、私の地元にはそういう話があるんじゃないか、とフォローされました。
その後、20歳くらいのとき「足が本になる」と言った張本人の母に聞いたら「そんなこと言ったっけ? たぶんノリで言ったんだよ。あなた、小さいころ本を踏んで遊んでたから」。
どうも私はちょくちょく、絵本を道のように並べてその上を歩くという遊びをしていたそうで。それをやめさせるための方便だったそうです。
あのウソは効果抜群でしたね。
当時の私は“足首から先が一冊の本になる”というイメージを持っていました。なんかこう、スキューバダイビングなどに用いられる水かき(水泳フィン)みたいなシルエットで。
もしもそうなったら靴や靴下が履けなくなっちゃうし、水にぬれたらふやけてちぎれちゃう(足が取れてなくなっちゃう)し、ページが破けちゃう(足の裏がめくれて取れちゃう)かもしれないし……と思うと、ものすんごく怖くて!
―― ああ……。想像すると、何だかゾワゾワしてきますね。
あのウソを聞いてから数日間は、朝起きるとまず足が本に変化していないことを確認してました。
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