フィギュアスケートの宮原知子選手が10月15日、グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダの中止発表に際しブログを更新。「また小さな空白が生まれてしまったような気持ち」と落胆を示しながらも12月開催予定の全日本選手権へ向け「練習すべきこと、取り組むべきことは沢山あります」と気持ちを切り替えています。
GPシリーズカナダ大会は10月30日と31日にオタワでの開催を予定していましたが、14日国際スケート連盟(ISU)は公式サイトを通じCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大にを理由に大会の中止を発表。選手やコーチ、関係者の安全を優先した決断としました。23日に行われるアメリカ大会を皮切りに11月まで続くGPシリーズその他5大会およびグランプリファイナルは、現時点で開催を予定しています。
今季は世界各地で渡航や入国の制限がされている事情を考慮し、ISUは選手をGPシリーズ各大会の開催国や練習拠点に振り分ける措置をとっています。宮原さんと同じくカナダが拠点で、本大会に出場を予定していたペアの木原龍一選手は「調子も良く楽しみにしていた分、残念ですが」と悔しさをにじませながらも全日本へ照準を合わせて練習を続けていくとツイートしました。
宮原選手は両親が医師ということもあり、3月の世界選手権が中止になったときからブログでは繰り返し医療従事者への感謝と、体調管理の徹底をつづってきました。5月には両親の勤務先へ有志からフェースガードの寄付があったことを報告。感謝をつづるとともに「両親を含め、医療に従事する方々には本当に感謝しています」「応援と感謝を伝えることしかできませんが、微力ながら少しでもお力添えができればと思い、ご報告させていただきました」とブログでファンへ伝えていました。
ブログへは「演技が見れないのは凄く悲しいですが、いまは安全第一」「知子ちゃんが健康で元気でいてくれる、それが一番です」と大会中止を嘆きながらも、宮原選手の健康を気遣うコメントが数多く投稿されていました。
また困難な状況でもマスクを付けたように見える石の画像を投稿し「なんだかほっこり、頑張れそう! と前向きな気持ちになることができました」と日常の小さな喜びをつづった宮原選手。「癒やされます」「ひとすじの光(希望)を見出した象徴のよう」「日常のふとした幸せや素敵を大切にしながら私も頑張りますね」とファンも見習って気持ちを切り替えるべく努めています。
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