「一分の隙もない設定」「ずっとサンタ信じてしまう」 ネットで絶賛されたサンタの設定が“バレてしまった斜め上の理由”(1/2 ページ)
設定は悪くなかったはずなんですが……。
ねとらぼ読者から、“親から言われて信じていたウソみたいなホントのウソ”を伺う体験談募集企画。今回は親視点になりますが、「サンタクロースの設定をめちゃくちゃ緻密に作り込んだのに、斜め上の理由でバレてしまった」というお話。
「一分の隙もない設定に感動した!」「これをやられてたらずっとサンタ信じてしまう」
2児の母親である牛ビーフ(@USHI_BEEF)さんは2017年、「盛りすぎて親がサンタだと言い出せなくなった、もはやバレるのが怖い」という“我が家版サンタの設定”をツイート。
「(自分の子どもが)大人になるまで遠慮せずにわがままを言える逃げ口を用意したかった」と作り出したその設定は、「サンタクロース協会」という不思議な組織を仮定することで、サンタに対するさまざまな疑問を解決しているのが特徴的でした。
例えば、「なぜ自分はクリスマスプレゼントをもらえるのか?」といえば、それは「子どもが生まれると出生届などと一緒にサンタクロース協会の契約書が配布されることになっていて、自分の家庭はその契約を結んだから」。
「なぜ、サンタを信じていないクラスメイトがいるのか?」に対しては「サンタの存在を疑ってしまうと協会との契約は打ち切りになるものの、親の任意でクリスマスプレゼントを贈る場合があるから」と答えられるようになっています。
さらに「サンタクロースにまつわるこれらの情報は、本当は子どもに教えてはいけない」という設定もあり、「サンタクロースのことを他人の前で話して否定される」「知っているサンタの設定が友達と食い違い、疑問を覚える」といったリスクも回避できそうです。
Twitter上では、この設定に「一分の隙もない設定に感動した!」「これをやられてたらずっとサンタ信じてしまう」といった反響があり、ニュースサイトで紹介されるほど話題になりました。
サンタの真実に気付いた“設定とは別の理由”
ですが、それから間もなく牛ビーフさんの上のお子さんは、サンタクロースの真実に気付いてしまったのだとか。それも、作り込まれた設定とは別の理由から。
その理由とは、ハンドルネーム。上のお子さんがサンタについてネットで調べたところ、自分が知っているサンタの情報が“我が家版サンタの設定”として紹介されている記事が出てきて、そこにその考案者として母親のハンドルネームが記載されていた、というわけです。
しかし、なぜお子さんがハンドルネームを知っていたのか。理由を伺ってみたところ、「Twitterなどで知り合った友人ともリア友と区別なく遊ぶことがあり、家に遊びにきた友人から『牛さん』『牛ビーフ』と呼ばれることが。子どもたちも小学校のころからポケモンなどでハンドルネームを使っているので、『あれはお母さんのネット上の別名なんだ』と普通のことのように理解しているみたいです」とのこと。
なお、今年のクリスマスは、その“気付いてしまった上のお子さん”にはサンタではなく親からプレゼントをあげる予定だそうです。あれ、なんだかんだで「サンタの存在を疑ってしまうと協会との契約は打ち切りになるものの、親の任意でクリスマスプレゼントを贈る場合がある」という設定通りになっているような……?
※“まだ気付いていない下のお子さん”もいらっしゃいますが、「まだネットで調べ物をする習慣がないこと」、本文にある通り「すでにハンドルネームが出た記事が公開されていること」から、本記事の掲載許可を得ています。「上の子の協力のもと中学生の間くらいまではサンタで通してみたいと思っています」とのこと。
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