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ねとらぼ読者から「あなたの学校にあった謎ルール」を聞く連載企画。今回は「歯磨き中に、歯磨き粉の話をするとめちゃくちゃ怒られる」というお話を伺いました。
「だから、給食が終わった後の教室には緊張感が漂っていました」
私の通っていた小学校には「お昼の歯磨きの時間に、歯磨き粉の話をしてはいけない」という謎のルールがありました。
―― どういうことです?
まず私の学校には「お昼の歯磨きのときには、歯磨き粉を使ってはいけない」というルールがあったんですね。
当時、他人の先生や校長先生から聞いたのですが、数年前に歯磨き粉のメーカーで生徒同士がマウントの取り合いになってケンカが起こったのだそうです。
―― ずいぶんとまあ変わったケンカを……。
そんな何年も前に一度起こっただけの話からそんなルールが生まれるなんて、納得がいきませんでした。歯磨き粉がないと口がスッキリした感じがしなくて。私だけでなくクラスメイトも使いたがっていました。
そのせいで、生徒たちの話題が不満やグチでいっぱいになってしまうからなんでしょうね。歯磨き中に、歯磨き粉の話をするとめちゃくちゃに怒られました。そして最悪、廊下に立たされました(その話題を何度も出すなど常習性がある生徒の場合)。
だから、給食が終わった後の教室には緊張感が漂っていました。口数が減って、皆こわばった顔で歯を磨いているんです。
―― 頭をよぎったとしても“あの5文字”を発してはいけない(はみがきこ)。
当時の私は、(歯磨きってこんな気持ちでするものだっけ……?)と思っていましたね。
今でもそう思います。
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