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タイツメーカーのアツギ、「タイツの日」PRイラストで炎上 絵師25人以上とコラボ 「性的搾取」など関連ワードがTwitterトレンド席巻(1/3 ページ)

炎上についてまだアツギから声明は出ていません。

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 老舗タイツメーカーのアツギが、公式Twitterアカウントで行ったPRをめぐり炎上しています。

 同社は「タイツの日(11月2日)」に合わせて、人気イラストレーター・漫画家ら25人以上とコラボ。クリエイターが次々にイラストを投稿し、アツギ公式Twitterがハッシュタグ「#ラブタイツ」と共に、イラストをリツイートや引用リツイートしていきました。


 ところが一連のイラストが性的だとして批判を呼ぶことに。特に女子高生とメイドが恥じらいながらスカートをたくし上げる2点のイラストに批判が集中。この2点については、イラストレーター側が既に投稿を取り下げています。

 当初アツギ公式Twitterはこれらのイラストについて「素敵なイラストばかりで、動悸がおさまらない」「めちゃくちゃ可愛くないですか……」などと投稿していましたが、企画全体の炎上と共に、こうしたツイートも批判の対象となっています。

 さらに、アツギ公式Twitterの過去の投稿や、リツイート内容も物議を醸すことに。M字開脚や下着を強調したイラストを含む、タイツを題材にしたイラスト画集をリツイートしていたことも批判を集めています。

 「タイツメーカーがM字開脚イラストをリツイート」という事実だけを抜き出すと、「なぜ?」と思わずにいられませんが、アツギのTwitter担当者は過去に当該イラストレーターにインタビューを受けていた経緯があり、イラストレーターの誕生日を祝うツイートと共に、画集の告知もリツイートしていたようです。だとしてもなぜ……? ですが。

 11月3日のTwitterトレンドには「性的搾取」「性的消費」「企業アカウント」「タイツの件」「ATSUGI」「ストッキング」「イラストレーターさん」「男性向け」など、関連ワードが大量に並ぶ事態に。

 ツイートを見ていくと、「タイツを履く側ではなく、タイツ女子が好きな人向けのPRになってしまっている」「購買層無視」「広報担当者が趣味と仕事を公私混同している」といったアツギのTwitter担当者や企画そのものへの批判が目立ち、イラストレーター個人への批判は少ない印象。また、女性目線の不在を嘆くツイートも散見されますが、上記のインタビューによればアツギのTwitter担当者は女性で、参加イラストレーターにも女性が複数含まれます。

 現時点でアツギ公式Twitterは炎上について声明を出していません。

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