ネットに広まる真相不明の情報を追究する、ねとらぼ都市伝説調査班。今回は「中二病で包帯を巻いていた人は、本当にいるのか」というリサーチを行ったところ、「包帯を巻いて学校に行ったら親を呼び出されることになって卒業した」という人物にお話を伺う機会を得た。報告を行う。
腕に龍を描いて、包帯を巻く
中学1〜2年生のころ、中二病で包帯を……巻いてました。今思えばすごく恥ずかしいです……。
―― 巻き始めた理由はなんですか?
今思えば、小2くらいのときに友達に「妖怪が見える」「実は吸血鬼なんだ」とか言っていました……。それから、一緒に歩いているときに急に「危ないっ!」と叫んで「ここは危険だから遠回りをしよう」とか。
他には100均で買った鎖(?)みたいなものを部屋に飾って、電気を全部消してロウソクだけで過ごしたり、黒い自由帳に「黒魔術」と書いて適当な呪文作ったりしていました。
包帯はこじらせ続けて、という感じです。「何かを封印している的な感じがカッコいい」と思っていたのかと。包帯を解いたらそれが覚醒する……みたいな。
巻き方はアニメやマンガのみようみまね。けっこう前の話なのでもうあまり覚えていませんが、『NARUTO』のロック・リー、『幽遊白書』の飛影、『中二病でも恋がしたい』がけっこう好きでした(包帯とは関係ありませんが、『コードギアス』のルルーシュに本気で憧れていました)。
あとは、腕に龍を描いたうえで、その上からわざと緩めに包帯を巻いたりもしていました。
―― 龍?
緩く巻いた包帯がちょっとはだけて、腕が見えてもいいように、みたいな。
―― なるほど、「選ばれし者に宿る聖獣の刻印」のようでカッコいい。ところで、巻くのをやめたきっかけは何だったのでしょうか?
学校にも巻いて通っていたんですが、自分はもともと腕が細く、おまけに包帯ときて、あるとき先生に呼び出され「大丈夫か」と聞かれました。
でも、当時の自分は反抗するのがカッコいいと思っていたので「さあ、どうだろうね」的なことを言って……。
―― お年頃。
それで学校に親を呼び出され「恥ずかしいからやめろ」と言われて、やめました。
本企画では取材させていただける読者の方を募集しています
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.