おばあさんへの愛をイケメンな言動で伝えるおじいさんを描いた漫画『困ったじいさん』シリーズが読者の胸をきゅんっとさせ続けています。作者は漫画家の「大江しんいちろう(@s_ooe)」さん。
「増える」のお話では、秋の味覚“サツマイモ”を食べすぎて、3キロも体重が増えちゃったと嘆くおばあさんに「ええことじゃ……」とつぶやくおじいさん。太っちゃったのに、なぜ? おばあさんの疑問に答えたおじいさんの言葉は……「好きな人がその分増えたんじゃからの」。物事を別の角度から捉えて優しい言葉をかけてくれたおじいさんに、おばあさんは「モノハトラエヨゥ〜ン」と顔を赤らめるのでした。
新規オープンの美容院で予定外に髪を切って帰ってきたおばあさんを描いたお話では、即座に「お、髪型ええのう」と切ったことを気付いただけでなく、「いつもと違う美容師さんじゃな」と、カットの違いにまで気付くというツワモノぶりを披露。おじいさんは愛するおばあさんを普段からよ〜く見つめているのですね……。
また別のお話では、おばあさんが「おじいさんのキリっとした表情を絵に描きたい」と申し出ると、顔をキリッとさせると同時に「好きじゃ」と発するおじいさん。照れたおばあさんが言葉はいいですと再度表情をお願いするも、今度は「愛しとるぞい」(キリッ)。
「思いを伝えたいときにキリっとなるので言葉を出さないのは難しい」ということで、諦めて普通の表情を描くことに。これはこれで“ステキな表情”と鉛筆を走らせるおばあさん。「ステキな表情ありがとうございます」と礼を伝えると、おじいさんはおばあさんを見つめながら「ステキな人を見ていたら自然といい表情になるからの」と殺し文句を……! 胸をドキュンとさせられたおばあさんは「また描けなくなっちゃいます!」と照れに照れるのでした。
ほかにはくるくると指をまわしてトンボを捕まえたおばあさんの「少女のような姿にクラクラしてしまったんじゃ」と、おばあさんの頬を赤トンボのように染めさせたお話など、とにかく甘々な2人。
愛を時にストレートに、時に変化球で、イケメンな言動でおばあさんへ投げかけるおじいさんが、男前すぎて困っちゃうこのシリーズ。おじいさんの熱愛に頬を赤らめるおばあさんも乙女満開でかわいいことこの上なしですね。
年をとっても……いえ、さまざまな経験を経て年をとったからこそ生まれる数々の名言。お砂糖にメープルシロップをかけたようなベタ甘なラブラブ夫婦の世界に読者からは「トキメキあえる関係が可愛いw」「こういうイケメンにあこがれる!」「ばぁさまもずっと乙女でいいよね」など、夫婦愛の素晴らしさに感心するコメントが寄せられています。
2018年11月22日のいい夫婦の日にスタートした『困ったじいさん』シリーズは、大江さんのTwitterで公開されているほか、LINEマンガで連載中(毎週火曜日更新)。電子書籍版、LINEスタンプも販売中です。
画像提供:大江しんいちろう(@s_ooe)さん
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