好きな人に「キモい」といわれ…… 鏡も見られなくなった女子を描く漫画に「切ない」「幸せになって…」(1/2 ページ)
きっと現実でも似たようなことはたくさん起きている……。
学生時代、好きな男子に「キモい」といわれた1人の女性を描いた漫画「きれいな目」があまりに切ないと読者の涙を誘っています。ああ……悲しいすれ違い……。
学生時代いじめられていた女子の「草島」は、同級生の「小林」にほれていしました。しかし、別の女子に「アイツさ、小林くんのこと顔がいいから好きらしいよ、うざくね?」と、本人にいびつな形で伝えられいる現場を影から目撃。これを聞いた小林が「なにそれキモ」と返答しているのを聞いてしまって以来、草島は心を閉ざし、未成熟なまま大人になってしまいました。
そんあある日、草島の元に高校時代の同級生同士が結婚するという知らせが届きます。式に参加してほしいと電話で連絡がきた草島は、小林のことが頭をよぎり思うのでした。「着飾っていかないと……」。
式当日、会場を歩いていると小林とぶつかり2人で話すタイミングの生まれた草島。「お久しぶりだね、草島さん」と優しく声をかけてくる小林。さらに、少し話した後に出てきた言葉は、「草島さんって、目がきれいだね」。
キモいといわれてから鏡も見られなくなっていたのに、その言葉に内心喜んでしまう草島。ねじれた自分に悲しくなりながらも、「何言ってるの、全然きれいじゃないよ」と返し、その場を去ってしまうのでした。
去っていく背中を見送る小林の脳裏に浮かぶのは、学生時代。つまらない陰口をたたく女子と気まずくならないよう適当に合わせて「なにそれキモ」と答えた後、草島本人が近くにいたことに気付いてしまっていたこと。当時を思い出した小林は、思うのでした。「俺はいつも傷つけるだけだね。キモ」。ああ……。
この漫画にネット上では、「まるで自分の目は汚れていると言わんばかりの言葉だな……」「こういう事って実際多い様な気がする」「小林くんがあそこで素直に否定してたら話も変わったよなぁ…」「集団心理ってちょっと怖いですね」といった声が寄せられていました。
この漫画を公開したのは、ハヌル(正しくは半角/@neulbaram)さん。普段からさまざまなイラストや漫画を投稿しています。
画像提供:ハヌルさん(@neulbaram)
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