誰にだって知られたくない秘密はあるもの。もし恋人から「探さないでください」の書き置きを見つけたら、慌てず探さないほうがいい場合もあるかもしれません。探してみたら、クローゼットでひとりスイーツを食べていたなんてことも……。
独特な世界観で翻弄してくる彼女・ヤバにゃんと、彼氏のタマくんのやりとりを描く漫画「ぼくの彼女、ヤバにゃん」シリーズ。そろそろ谷川さん(@srsr_TANI)による作品で、InstagramなどSNSを中心に展開されています。そろそろ谷川さんといえば、さまざまな「理不尽」を、持ち前の前向きさで乗り越えていくOLを描いた「耐え子の日常」でも、すっかりおなじみです。
ある日タマくんが会社から帰宅すると、テーブルの上に書き置きがあります。「探さないでください」。ええっ! と驚いたタマくんが慌てて彼女に電話をかけてみると、押し入れのなかから着信音が聞こえます。……?
開けてみると、ヤバにゃんが黙々とタマくんの分のモンブランを食べています。ちょ……。「だから探さないでってば」とヤバにゃん。大切な相手だからこそ、そっと一人でいたいときってありますもんね。
「食べる」といえば、また別の日のこと。タマくんが本で知ったことをヤバにゃんに教えてあげます。「人間って青い色を見ると食欲が減退するらしいよ」。するとヤバにゃん、「だから私は食欲がないのか」と納得した様子です。
ん? なにか青いものなんてあったっけ? 尋ねてみるとヤバにゃんは、「タマくんだよ」とじっとこちらを見つめてきます。「まだまだ青い」。返す言葉もないタマくん、きっと顔が真っ青になったことでしょう。
そんなタマくん、グリーンピースが苦手な様子。チャーハンからグリーンピースだけよけて食べようとすると、ヤバにゃんが「ダメ!」と一喝します。「農家の人がこれを見たらどう思うの!」。それは……極論ではない? とタマくんが言いかけると、ヤバにゃんが「本人に聞いてみる?」と引き戸をがらり。そこにはリアル農家の人が立っていたのでした。で、どう思います? 農家の人は「いや、まぁ別に……」。個々の案件にかかわっていられないというのが実状なんでしょうか。
「ポッキー、いる?」。ヤバにゃんがタマくんにポッキーをあげようとすると、タマくんは「ダイエット中だから」とつれない返事。じゃあ、これでも我慢できる? とヤバにゃんはかわいい唇にポッキーをくわえて、タマくんに見せます。これにはタマくんも、さすがに我慢できなくなったようです。
タマくんはさっと手を伸ばすと、ヤバにゃんが持っていた箱からポッキーを取り出し、「おいし〜」と食べてしまいました。……で、ヤバにゃんがくわえたポッキーは、どうすれば? 無表情でタマくんを凝視するヤバにゃんなのでした。
なんだかんだ言っても、ヤバにゃんはタマくんのことが大好きなんですね。タマくんがその辺を見過ごしてしまうたびに、ヤバにゃんの「ヤバさ」が日々、加速しているようです。
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1分の3くらいの過剰な愛情。