産後1カ月、育児の忙しさに心身をすり減らす中で、大好きな夫に沸いてきた負の感情――。そんな状況を乗り越えた夫婦の漫画が共感でき、こうありたいと思えます。作者はおみき(@omiki_)さんです。
今も昔も夫のことが大好きなおみき(@omiki_)さん。ですが、子どもが産まれて1カ月ほど経ったころ、その関係に危機が訪れたといいます。
赤ちゃんを連れて実家に里帰りしたおみきさんでしたが、深夜の授乳や度重なるオムツ交換など、両親のサポートがあってなお育児の大変さを痛感します。
そうした中、夫もほぼ毎日のように会いに来て、ミルクや沐浴を引き受けてくれました。ですがおみきさんの胸には少しずつ暗い感情が……。
夫と会えるのがうれしくて、その日の出来事をたくさん話すおみきさん。夫はニコニコしながら「そっかー、おつかれさま 大変だったね」と話を聞いてくれますが、おみきさんは言い知れぬ違和感を覚えてしまいます。
「帰らないでほしい」と打ち明けるおみきさん。ですが夫は「お義父さんとお義母さんにも気をつかう」「明日も仕事」と帰っていき……。暗い感情はますます膨らむばかり。
「あなたは何も変わらない」「当たり前じゃん だって父親でしょ?」。
心の中では夫に感謝しようと思いつつも、どこか他人事のような態度にモヤモヤしてしまう。悩みも不安も共有して分かって欲しかった、娘の話を聞いて欲しかった、ただそれだけなのに。
このままでは手遅れになってしまう。おみきさんは夫に思っていることを話しました。すると夫は「おみきちゃんの辛さをわかっていなかった」「ぼくは父親になった気でいた…」とぽつり。その目には涙が浮かんでいました。
いまや家事や育児を完璧にこなせるようになったという夫。おみきさんは感謝の気持ちを忘れず、今後も幸せになるために努力したいとつづっています。
この漫画の読者からは「同じように泣きながら思いを伝えました。思いを口で伝えるの、大事ですよね」「なんで私ばっかり、って思っちゃいますよね」と共感するコメントが寄せられています。察して、ではなくきちんと伝えることが大切なんですね。
画像提供:おみき(@omiki_)さん
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