米の非営利動物救助団体「Hope For Paws」が、後ろ足をケガした猫を保護。その様子がYouTubeで公開されています。
「ケガをした猫が公園にいる。その猫は約3カ月前から公園にいて、最近になって猫が足を引きずっていることを知った」と連絡が入り、同団体のスタッフが現場に向かうと、木陰で丸くなっている茶白の猫を発見。眠っているようです。
スタッフは寝ている猫の後ろからこっそりと近づき、ネットで捕まえることにしました。しかし、あと1メートルほどの所で気付かれてしまいます。危険を察知した猫は全速力で逃走しますが、なんとか保護することに成功。猫のおびえた様子を見ると「助けに来たよ」と伝える術があればいいのに、と思わずにはいられません。
猫はその後、Bert(バート)と名付けられました。バートの後ろ足は昔受けたケガのせいで変形しており、残念ながら切断せざるを得ない状況でした。しかし悲しいニュースだけではありません。バートは保護施設で回復しているときに、のちに親友となるPrius(プリウス)と出会います。
プリウスは、車のプリウスの下から救助されたサビ猫。プリウスもバート同様、ケガのせいで前足を切断しました。2匹は足を切断してしまったものの、長い治療期間を経て元気になり、新しい家族を見つけるための準備が整いました。
すると、2匹とも保護したいという申し出が! 足を失っている成猫となると里親を見つけにくいのが正直な状況ですが、バートとプリウスは同じ家で暮らせることになったのです。
バートとプリウスは新しい家でも仲良くじゃれ合い、お互いをグルーミングし、幸せいっぱいの日々を送っています。飼い主さんに甘えるバートの姿はとっても愛らしいです。ちなみにプリウスは、カメラを向けると恥ずかしがって逃げてしまうそうです。2匹はこれから仲良く飼い主さんにたくさん愛されて暮らしていくことでしょう。
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