「ひとり旅が好き」と聞いた会社の同僚が、自分だけで食事をするとき「どこ向いて食べるんですか?」と不思議そうにする体験漫画が、食事の仕方は人それぞれ好みがあることに気付かせてくれます。
作者のやすな(@yassuna_m)さんは、ひとり旅がとても好き。大阪から仙台へ日帰り旅をしたり、ヒッチハイクで三重を旅したりと、全国をかけまわっています。それを聞いた同僚はやや戸惑ってしまいました。その理由は旅を一人ですると、食事も一人でしなくてはいけないため。やすなさんは基本的には一人だと答えます。
すると「ず〜っと不思議やったんですけど」と気になることを打ち明ける同僚さん。「ひとりでご飯食べるときってどこ向いて食べるんですか?」――予想外の質問に衝撃を受けるやすなさん。確かに、一人で外食をするのが苦手な人からすると、やすなさんのように旅行も食事も一人で全然OK――という人は不思議に映るのかもしれません。
“ひとり飯”ができる派・できない派に分かれることを描いた漫画はTwitterで注目を集めました。「ひとりのほうが明らかに気楽じゃない……?」や「人と一緒に食べる時どこ見ればいいのか分からない」といった“できる派”の人たち、「私は無理派」「目のやり場に困る感じはわかるかも」といった“できない派”の人たち……。完全な二分割ではないものの、得意・不得意の違いがぼんやりとあるようです。
その後、漫画への反響を受けてやすなさんは「補足編」としてもう1本の漫画を公開。「どこ向いて食べるんですか?」の同僚に質問の意図を詳しく聞いたところ、「家ならまだしも、外でひとりは視線を持て余しちゃう…」と同僚。他にも職場の同僚に聞いてみると、出張の時はファストフードやコンビニを利用して簡単に食事を済ませてしまう人が意外と多く、やすなさんの方がむしろ異端だったといいます。
結局のところ、やすなさんにも苦手な食事シチュエーションはあり、「個人個人にとって『無理』もとい『苦手』の範囲があるんだと思います」とやすなさん。最後は「どちらがいいとかではなく、それぞれ嗜好的な違いがあるんだ、と割り切れるといいですよね…」と締めくくっています。
画像提供:やすな(@yassuna_m)さん
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