スマートフォン向けゲーム「ファイアーエムブレム ヒーローズ」で「第5回 英雄総選挙」が実施され、中間発表でモブキャラの「門番」が2位になったことを受け、賛否さまざまな意見が巻き起こっています。
「英雄総選挙」は、年に一度、特設サイト上で行われる投票イベント。男女別に得票数で順位を出し、1・2位に選ばれたキャラクターが「総選挙version」として特別な衣装でゲームに実装されます。トップ2ならずとも、上位に入ったキャラクターはゲームに実装されやすくなるため、好きなキャラクターに投票する人たちで毎年賑わう催しです。1日1回、計7回の投票が可能で、今回から投票の際にニンテンドーアカウントの登録が必須となりました。
前回は、最新作「ファイアーエムブレム 風花雪月」のキャラクターが男女1・2位を独占したため、今回はどんな結果になるのか注目されていました。また、今回から、前回まで投票対象外だった「トラキア776」のアウグストやドリアス、「風花雪月」の門番などのサブキャラ・モブキャラも投票対象となりました。
1月25日に中間結果が発表されると、女性1位は「聖魔の光石」の主人公エイリーク、女性2位は「風花雪月」の主人公ベレス、男性1位は「暗黒竜と光の剣」「紋章の謎」の主人公マルス、そして男性2位が「風花雪月」のモブキャラである門番であることが判明。Twitter上では「門番さん」がトレンド入りするなど一時騒然となりました。
これまでにもさまざまな作品の人気投票で、こうした「モブ」に近いキャラクターが組織票を獲得する騒動が巻き起こってきましたが、門番の場合は少し事情が異なります。というのも、彼は人気投票以前からコアな人気を有していたキャラクターだからです。
門番は以前から、ファンアートが多数作られるなど、多くのプレイヤーから愛されてきました。いつも元気に「本日も異常なしであります!」とあいさつしてくれる彼の存在が、本編の殺伐としたストーリーの中で癒やしになっているという人も多いでしょう。しかし、中間発表とはいえモブキャラクターのランクインが異常事態であることは事実。「世界一人気のある門番」「強い門番は解釈違い」など、賛否さまざまな意見が挙がることになりました。
投票は29日の11時59分までなので、今まで惜しくも入賞を逃してきたマルスがこのまま1位となるのか、門番が追い上げるのか、3位のクロム、4位のベレトらが猛追するのか、最終結果が気になるところです。
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