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100円ショップの商品で防災リュックをととのえる試みが、参考になると好評です。衛生用品や食料等を、ダイソーにて9200円分購入しての検証。電気製品等、100均にないものは他店で約1万1000円かけて購入しています。
投稿主は東日本大震災の被災経験を持つ、造形作家の仮面屋(@kamenya_maen)さん。ホームセンター等で販売されている防災グッズセットの構成がしっくりこず、「100均だけで揃えた場合の値段と実用性は?」と思い立って実践しました。
購入品はカテゴリー別にリスト化し、100均グッズで用足りるかどうか、評価とともに公開。リュックやポーチといった入れ物までダイソーで購入し、用途別にまとめています。
リュックの容量が全購入品を入れるには足りないといった問題は生じたものの、衛生用品や救急用品、文具や食料はほぼ及第点。電気製品の類はより性能の良い他店で購入しています。なかでも70時間連続点灯(公称値)する、パナソニックのランタンがおすすめとのこと。
仮面屋さんは自分が購入した品とは別に、生理用品や介護用品など個々の事情で必要になる物も例示し、「自分にとって必要なものとそうでないものを考え直すたたき台に使っていただければ」とコメント。いざというときにかつげないことがないよう、重量にも注意してほしいと述べています。
一連のツイートは「ためになる」と好評で、防災士に「的確」と評価されたり、ダイソーの店員からアドバイスが寄せられたりと反響を呼びました。仮面屋さんはリプライ等の意見を受けて、三角巾や爪切りなどをリストに追加。他に検討した品の情報も加え、モーメントにまとめています。
画像提供:仮面屋(@kamenya_maen)さん
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