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「左利きへの配慮に泣ける」 シスコーンの「子どもがこぼさず注げるデザイン」に称賛の声、日清シスコに話を聞いた(1/2 ページ)

導入の経緯を聞きました。

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 シリアル食品「シスコーン」のパッケージに描かれた子ども向けの“持ち手マーク”がTwitterで話題です。分かりやすい説明に加えて、左利きの子や文字が読めない子にも配慮されていることが称賛を浴びています。製造元の日清シスコに話を聞きました。


シスコーンのパッケージ 左利き用の説明がある!

 シスコーンのパッケージの四隅には“持ち手マーク”が描かれています。片方の手で注ぎ口側のマークを、もう片方の手で対角のマークを抑えることで、こぼさずに中身を注げる工夫です。

 特にTwitterで評価されたのは、左利きの子に向けた配慮。マークには赤と青の2色があり、右利きの子は赤、左利きの子は青を持ちます。説明文も「ひだりききの人は、あおを両手で持ってサッサッサとふりながらそそいでね!」と平易なことばで記されています。

 マークのそばにも「ひだりききの人」「右手」と文字での補助があり、加えて同商品のキャラクター“チョコ兄やん”が右手で押さえているイラストが描かれています。


シスコーンの持ち手マーク 持ち手マーク

 日清シスコに話を聞いたところ、初めてマークが導入されたのは2018年。導入当時から右利き用・左利き用の両方を載せていたそうです。2021年3月現在は「シスコーン」BIGシリーズ(「フロスト」「マイルドチョコ」「プレーンタイプ」「サクサクリング チョコ」)に加え、3月22日発売の「サクサクパン風シリアル キャラメル味」の5商品で採用されています。

 シスコーンの主な購買層は、小学生以下の子どもがいる家庭。同社は「お子さまの成長の過程において、自分ひとりで何かを成し遂げるという成功体験をもつことが重要」との考えから、シスコーンの準備を1つの成功体験にしてもらうべく、子どもでも分かりやすいデザインの開発に乗り出したといいます。

 左利き用を用意したのも「“全てのお子さまに”成功体験を持ってもらいたい」との思いから。キャラクターイラストと色使いの工夫も同様です。

 子育て中の購入者からは「自分でそそぐことで、責任を持って食べてくれるようになった」といった声が届いているとのこと。今回のTwitterでの反響については、「このように大きく話題となったのは今回が初めてです。多くの方に共感をいただき、ブランドの思いが伝わっていたと知れたことは大変うれしく思います」とコメントしています。

画像提供:…σ(@sigma321456987)さん

高橋ホイコ

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