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「1杯、飲むだろ?」 アフリカの道端でほぼ強制注文させられたコーヒー店での体験漫画 心もホットになる結末が話題(1/2 ページ)

心もあったかいコーヒー。

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 アフリカの路上で出会った屋台。怪しい雰囲気に包まれながら飲んだコーヒーで、最後はほっと心温まるエピソードを描いたエッセイ漫画がすてきです。

「1杯、飲むだろ?」 アフリカの道ばたで半強制で注文させられたコーヒー店での出来事を描いた体験漫画の結末がホット 普通のコーヒーを飲めるのだろうか……

 作者の五箇野人(@gokayajin)さんは世界中を旅する漫画家。これまでにも数々のエッセイ漫画を描き、旅の中で起きたほのぼのとする場面をたくさんの人に伝えてきました。

 今回の舞台はアフリカ。海外での旅に慣れている五箇さんは、危機管理として特に食事に気を使っているといいます。地域密着型の怪しい飲食店を利用するものの、ある程度の線引きをして、お腹を壊しそうな場合は絶対に断っているそうです。持ち前の警戒アンテナを発揮して、怪しい食事は直観的に判断します。

「1杯、飲むだろ?」 アフリカの道ばたで半強制で注文させられたコーヒー店での出来事を描いた体験漫画の結末がホット

 ある日の早朝5時、道を歩いていると露店でコーヒーを提供する10代の若者と遭遇します。「コーヒー飲むだろ?」と呼びかけられ、1杯約10円のコーヒーを勧められることに。フランクな営業トークに、五箇さんの警戒アンテナは強く反応します。青年はその様子に構うことなく「作るから見とけ」とほぼ強制状態でコーヒー作りを開始しました。

「1杯、飲むだろ?」 アフリカの道ばたで半強制で注文させられたコーヒー店での出来事を描いた体験漫画の結末がホット

 コーヒーは作りおきではなく、粉から作るスタイル。備え付けのポットでお湯を注ぎ、砂糖もたっぷり入れてくれます。2つのカップを用意して、器用に中身を行ったり来たりと、オシャレにかき混ぜています。

 五箇さんが一口含むと、コーヒーは甘さが効いていておいしいものでした。それでも怪しさは拭いきれないまま周囲を見回すと、老人が青年に視線を向けていることに気付きました。どうやらコーヒーショップの店主のようで、「技を伝授したんですか」と聞くと、「物覚えが良かったよ」と褒める老人。青年は「そんなことない」と照れるようにして否定します。家族経営なのでしょうか……?

 なんと二人の関係はお客さんと店主。しんどそうに朝の営業をしている老人を見かねた青年が、手伝いを始めたのだと言います。ちなみに報酬は仕事の始めと終わりに2杯のコーヒーをもらうだけと、男気があふれています。青年の優しさに、コーヒー以上に心がホットになるのでした。

 五箇さんのブログでは、漫画に加えて実際の写真も公開しています。早朝のまだ薄暗い路上で、ほほえみを見せる老人と青年がベンチに並んで腰掛ける姿は、漫画の世界そのもの。おいしそうな入れたてコーヒーの写真も掲載していて、旅の楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

 投稿には「ホットのコーヒーで心もホットに!!」や「報酬がコーヒーってところがまたしびれますね」など心が温まった人たちからの声が寄せられています。

 五箇さんは、Twitterでも人気の漫画を掲載した単行本『つかれたときに読む海外旅日記』を小学館から刊行。甚平と忍ハチマキ姿で海外を旅した様子などを描いています。世界中の人とのほのぼのとした交流が描かれていて、世界を旅する楽しさを味わえます。

作品提供:五箇野人(@gokayajin)さん

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