襲撃に遭ったレディー・ガガの愛犬散歩係、再手術や事件のトラウマを告白 「回復までの道のりは一筋縄じゃいかない」（1/2 ページ）

精神的な傷も。

[小西菜穂，ねとらぼ]

　強盗の襲撃被害に遭った、歌手レディー・ガガの愛犬散歩係の男性が3月30日にInstagramで近況を報告。以前にアップした写真と比べてやつれた様子ながら、再手術を経て退院に至ったことを公表しました。

ライアン・フィッシャー（画像はSaint RocqueのInstagramから）

　ガガの愛犬散歩係を務めるライアン・フィッシャーは現地時間2月24日、強盗に襲撃され犬2匹を奪われるとともに、銃で撃たれ重傷を負いました。新たに公開した動画は入院着から普段着へ着替える場面を収めたもので、上半身裸の場面では銃創と思われる傷跡が確認できます。なんてことのない日常動作ですがフィッシャーの動きは緩慢で、途中には疲れたように座り込む場面も含まれており、約1カ月に及ぶ入院期間やケガの影響が見て取れます。

　フィッシャーはリハビリをスタートしてからすぐの時期に、担当者から掛けられたという「回復までの道のりは一筋縄じゃいかない」という言葉を紹介。当初は「自分は驚異的なスピードで回復している」とこの言葉に懐疑的だったとしながら、肺が潰れて胸腔に空気がたまる気胸になったことでICUへ逆戻り。再手術をしいられるといった経験を経て「確かに一筋縄ではないかない」「肺の回復にはまだ数カ月かかる」と認めざるを得ない状況に陥ったと振り返っています。ようやく退院がかなうも「引き金がリアルな外の世界」と精神的にも傷を負ったことを明かし、道のりは厳しいと強調しながらも日常生活へ戻るべく努力したいとつづりました。

傷跡が残るフィッシャーの上半身（画像はSaint RocqueのInstagramから）

愛犬の返還を訴えつつ、ライアンへ感謝するガガの投稿（画像はレディー・ガガ公式Instagramから）

　ガガは事件後すぐにだした声明で「ライアン・フィッシャー、愛しています。あなたは私の家族のため自分の命を危険にさらしました。永遠のヒーローです」と感謝を表明。フィッシャーも事件後初めて公開したInstagramの投稿で、愛犬を奪われるという壮絶な状況にありながらも「友人として」ガガが示してくれたサポートに感謝し、それは揺るぎないものだったとつづっています。

　フィッシャーのもとへは「あなたはとても強い人だね」「きっとやれるよ」と激励のコメントが殺到。ガガのファンと思われるアカウントから「We love you」というメッセージや「あなたのために祈ります」と温かいメッセージが寄せられました。