4人目を妊娠中、家族で買い物をしていたら……。思いがけない場所で出産した体験漫画がInstagramに投稿されています。見知らぬ人たちの優しさに、心があたたまる。
おたんこ助産師(@otanko_mw)さんが描いたのは、友人が「わたしの体験談が役に立てば」と提供したエピソード。4人目を妊娠中、臨月に入った友人は、正月準備のために家族で買い物に出掛けていました。
いつも通り買い物をしていた友人ですが、気付けば20分に1回程お腹が張っていることに気付きます。「陣痛ってほど痛くはない」と思いつつ、ひとまずトイレに行って様子を見ようとしますが……便座に座った瞬間、破水してしまうのです。超特急な展開だ……!
急激に陣痛が進み、夫に「破水して陣痛きた! トイレに迎えに来て!」と助けを求めますが、なんと赤ちゃんがおりてくる気配が。「あ……これ……産まれるやつだ……」と3人を出産した経験から察しますが、陣痛で身動きをとることができません。すると……
トイレをノックし、「大丈夫ですか? つらそうな声が聞こえたんですけど」と通りすがりの女性が声をかけてくれました。女性に救急車を呼んでもらうようお願いしたところで、大慌ての夫が到着! 夫は、出産予定だった病院に電話をかけ、どうすればいいか指示を仰いでいました。
電話先の病院スタッフは、「4人目の出産であること」「すでにかなりいきんでいること」から、「そこで生まれるかもしれない」と冷静に判断。パパや周りにいる人に、「もし救急車が来る前に生まれたら、自分たちで何とかせないかんよ!」と言って奮い立たせます。
そして、「もし赤ちゃんが生まれたら、背中や足をさすりしっかり泣かせること」「体を冷やさないようにくるむこと」「余裕があれば、へその緒をハンカチやひもでしばること」など的確な指示をし、最後に「電話もつないだままにするから、一緒に頑張るよ!」と勇気づけるのでした。
買い物先のトイレで、夫と通りすがりの女性と出産にいどむことになった友人の運命は……。最後にはお店の人、救急隊など多くの人のあたたかさにふれる結末は、ぜひ漫画でご覧ください。
おたんこ助産師(@otanko_mw)さんのInstagramやブログ「助産師のおたんこ学級」には、おたんこ助産師さん自身の経験や、友人・フォロワーから寄せられた妊娠・出産・育児のエピソードを描いた漫画が投稿されています。
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