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「おかしいぞ、俺が皆殺しにするはずなのに」 幸せ家族のもとにやってきた呪いの人形の漫画が思わぬ展開(1/2 ページ)

地獄を見せつけられたのは自分でした。

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 「人間の形をした物には、何かが取り憑きやすい」といいます。特に愛情をもって扱われることの多い人形には、現実も創作も、国も時代も問わず「なんらかの魂が宿って動く、あるいは奇妙な現象を起こす」という話が数多く見られます。

 今回ご紹介する作品には、名作ホラー映画を彷彿とさせる「人間の魂の宿った人形」が登場し、人間に危害を加えようとたくらむのですが……思いもよらぬ展開が待ち受けています。


呪いの人形は殺したい 漫画

 幸せに暮らす3人家族のもとに、息子へのプレゼントという形でやってきた、なんの変哲もない人形。ですがこの人形、実は幸せな人間を恨む子どもの霊が宿る「呪いの人形」なのでした。ただし能力は「意思を持って動ける」のみで、暴力によって危害を加えることしかできません。


呪いの人形は殺したい 漫画

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 この一家を不幸にしてやると意気込む人形でしたが……。火災によって家が全焼、保険に入っていなかったため補填はなく、父親の会社が倒産し収入が絶たれ……人形が手を下すまでもなく不幸の連鎖が続き、一家は地獄の底へと転げ落ちてしまいます。


呪いの人形は殺したい 漫画

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 心中を試みる一家を前に、一体何が起きているのか、と戸惑う人形でしたが……息子がいつもかぶっていた帽子に、一家を呪う悪霊が取り憑いていることに気が付きます。人形は息子を殺すために持っていたカッターナイフで帽子を両断、一家を襲う不幸の根源を滅したのです。

 その後一家は、息子の説得によって心中を思いとどまります。それを見た人形は「その調子でこの家庭を立て直すんだ」。幸せな家族に戻ったらあらためて皆殺しにしてやると言いつつも、泣きはらした息子に抱きしめられたその表情は……。


 思わぬ結末に泣いたという声も寄せられたこの漫画の作者は、漫画家の江戸川治(@edoosam)さん。Webマンガサイト「くらげバンチ」にて、ヒューマンドラマ作品『インスタントライフ』が連載中で、単行本第1巻が4月9日に発売されます。

作品提供:江戸川治(@edoosam)さん

記事:たけしな竜美(@t23_tksn



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