依頼内容は「自分を殺してほしい」 さえないおっさんの依頼を受ける銭ゲバなゾンビバスターズ漫画がかっこいい(1/2 ページ)
ゾンビも憎いが、タチの悪い人間はもっと許せない。
金のためならなんでもやってみせるのが、通称「銭ゲバ」。そんな銭ゲバなゾンビバスターズに自分を殺してほしいと依頼する男の漫画が、銭ゲバの真髄を見せてくれます。見た目と心意気のギャップがかっこいい!
ゾンビあふれる街でゾンビバスターズをしている男たちの元に、さえない男が依頼に来ました。裏稼業でゾンビバスターズをしている彼らは金に汚く、「おっさん、ゾンビ相談なら役場に行きな」と、金にならなそうな男の依頼を断る予定でした。ところが男の依頼は「私を……殺していただけないでしょうか」というものでした。
会社の実験体にされ、時限式ゾンビウイルスを投与されてしまった男。会社の言う通りにしなければ妻もろとも殺される。しかし自分がゾンビになれば、自分の手で妻を殺すことになってしまう。どうにかして妻を助けたいという一心で、2人の元を訪れたのでした。
男は、会社を潰して発症を防ぐ薬を奪うというハイリスクな依頼をするにはお金が足りず、せめてゾンビになった自分を駆除して政府から報酬と補助金を得てほしいというのです。妻のためなら自分の命はどうでもいい。その言葉を聞いた2人は、ライフルとリボルバーを手にして立ち上がったのでした──。
悪人面で口が悪いし、やることもけっこうめちゃくちゃだけど人情味あふれるゾンビバスターズの2人。作者は漫画家のさとうユーキ(@yuukikagou)さんで、「ゾンビバスターズ」シリーズをTwitter上に投稿しています(関連記事)。作品はpixivとジャンプルーキーで第1話からまとめて読むことができます。さとうさんはこの他に、『漫画家アシスタント三郷さん(29)は婚活中』全2巻を双葉社から刊行しています。
作品提供:さとうユーキ(@yuukikagou)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.